【アカペラ】編曲のリスク。


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以前こんな記事を書きました。

【アカペラ】編曲の重み。

この記事は以前、サークルライブのオーディションに僕のアレンジが原因で落選してしまった時に書いたものです。


何故こんな記事を今更引っ張りだして来たのかと言うと、twitterでサークルの後輩が「そのアレンジ、リスクを考えていますかってのもっと広まって欲しい」とtweetしていたからです。

これってアレンジャーとして1つ大事な事だと僕は思います。
サークルでお世話になって来た某先輩の言葉をお借りすると、「アレンジは自己満足」なんです。

「聴いていて気持ちいい自己満足とそうでないものは紙一重」です。
気持ちいい自己満足のためには、沢山のアカペラ譜を譜読みしたりする必要かと思います。でも「プロのこのバンドがやるからこそ栄える手法」とかもあります。素人の我々が作る楽譜には常にそれ相応のリスクがついてまわるわけです。



おしゃれ和音が不協和音に聴こえる。
リズムがはまっていないように聴こえる。
単調に聴こえてしまう。

音楽は意図を喋りません。
喋らない音楽を如何に喋らせるか、如何にその魅力を歌の中で表現できるか、そこにかかってきます。バンドにそれが出来なければ残念ながらアレンジは失敗です。アレンジは常に成功か失敗の二択であり、そこには常に失敗のリスクが隣り合わせなのだと僕は思います。


僕は未だにたった一個の和音を思い出して後悔することがあります。
もっとこいつに歌わせて上げたかった、もっとこいつと歌いたかった、もしこの和音がなかったらここであいつと一緒に歌えていたかも知れない、アレンジには常にリスクがあってその代償は時に大きなものになります。


僕も4年間のアカペラ生活で何回も「アレンジミス」をして来たわけですが、ここぞと言うところで踏み抜いてしまったリスクの代償は本当に大きいです。

自戒も込めて、「アレンジの際のリスク」について少しでも多くの方に考えていただければより後悔なさる方が減るのかなと思ったので記事を書きました。


1つ。
そんなリスクを軽減できる方法があるとしたら、アレンジャーはしっかりバンドメンバー全員にアレンジのメリットとデメリットを話した上でメンバーの意見を積極的に取り入れておくと良いかもしれません。


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