【音楽】SEKAI NO OWARIのプレゼントについて答えてみた!〜前編 プレゼントと言う曲の素晴らしさ編〜


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今週のお便り
PN 匿名希望さん

はじめまして。
アカペラや音楽が好きで、たまにブログ覗いてます。

mokabuuさんの音楽評論が面白いので、自分の疑問に答えていただきたいと思い、メッセージ書かせていただきました。

テーマは、最近流行になっている、あるJpopの楽曲(と、それがもとになってできた合唱曲)です。

最近、SEKAI NO OWARIというグループが、若者の間でやたら流行っていると思います。
そして、このグループは、最近ではNHK合唱コンクールの課題曲の作曲という一大事業も成し遂げたようです。
この課題曲『プレゼント』について、mokabuuさんの意見や感想を教えていただきたいです。

私はこの曲の、とくに合唱バージョンのほうに最近心打たれました。

しかしこのグループのもつ音楽性や、あるいはこの合唱曲については、否定的なものも含めていろいろな意見があると思います。

たとえば、

*セカオワの音楽は単純で面白くない。
*セカオワの曲はいかにもJPOPって感じで、ありきたりだ。
*セカオワの楽曲『プレゼント』は、JPOPとしてはいい曲でも、合唱曲にしては難しすぎる。
*セカオワの楽曲『プレゼント』は、編曲の良さでなんとか持っているだけで、メロディ自体は面白くない。

などの意見をよく耳にします。

mokabuuさんはこうした意見をどう思いますか?


あのですね。
このブログ始まって以来の難易度です。
このお便り。

初めにお断りしておくと
僕はどんな曲にも長短ってあると思います。

しかし今回はテーマがちょっと大きいので前編後編分けて
記事を書けたらなと思います。

前編の今回は「プレゼント」の良いところに触れて行きます。



このグループの曲はいつも同じだ!
これ一見すると否定に見えますが僕はこのプレゼントと言う曲を通してセカオワのグループとしての素晴らしさに1つ気付きました。

この曲を作ったのはNakajinさんです。
そして作詞をしたのがSaoriさんです。

僕はこの事実を知った時に
「へー!セカオワってNakajinが曲書いてたんや!Fukaseじゃないんかい!」ぐらいで流していました。

そんでもって好き勝手言わせてもらいますとこの曲ってRPGとかに音の流れ似てませんか?
なので僕は「セカオワの曲も言うてワンパターンだよな。やっぱ同じ人が作るとそうなっちゃうよね。」と思っていたのですが・・・。
実はRPGはFukaseさん作曲で歌詞はSaoriさんとFukaseさんの合作だそうです。

これは凄いことです。

グループの中で誰が作っても同じような音楽になるのはグループの中で音楽性が統一されているからです。
誰が曲を書いてもしっかりとSEKAI NO OWARIの音楽になるのは本当に凄いと思います。
僕はこのグループの音楽性をかなり過小評価してしまっていただようです・・・。

SEKAI NO OWARIと言うグループの音楽の共通認識はかなり高いです。
作曲者が違ってもしっかりとSEKAI NO OWARIの音楽になるのって凄いと思います。


そもそも曲が良い曲だよね

このMV良いですよね。
僕はこの曲を聴いて、このMVを見て、

「そうだよな。合唱って1人じゃ出来ないもんな。」って気付かされました。
NHK合唱コンクールの中学生の部の課題曲とのことなので歌うのは中学生かと思います。
この曲を聴いた時にふと中学生時代の合唱コンのことを思い出しました。

僕はちょうど10年前に最後の合唱コンを終えたのですが
当時はプライドとか厨2病とか色んなものが邪魔して素直に歌えていないばかりか
一生懸命歌いたかった人の足をひっぱってしまっていたかもしれないなと今更ながら胸が痛くなりました。

合唱も、そしてアカペラも、決して1人では歌えません。
1人では音楽を奏でることすら出来ないんです。
仕事も勉強も人生も結局同じで人は何一つ自分1人では出来ません。

そして何かこういった難問にぶち当たった際も
まだ10代前半の頃って解決の目処を上手くたてることも出来ず
1人で絶望して鬱ぎ込んでしまうことも多い
かと思います。

後から考えれば乗り越えられないようなことじゃなかったり
ちょっとした壁だったりしても中学生にとっては大きな障壁だったり。

でもきっとそれに気付くためにはたぶん中学生ってちょっと早いんです。
だから数年後ふと中学校生活を思い出した時に心にこの曲を皆で歌った想い出があれば
それはきっとSEKAI NO OWARIが中学生に届けたかった素敵なプレゼントになる
のではないかなと思いました。

冒頭で紹介したお便りには「メロディーが単調だけど編曲でもっている」と書かれていましたが
僕は強いて言うのであれば「(中学生に向けた)歌詞のメッセージ性でもっている」と思いました。


グッジョブ合唱アレンジ
そしてこの曲を合唱ナイズした大田桜子さんに天晴です。

さてさて。
原曲の「プレゼント」ではいくつかのタブーが犯されています。
その中でも一番ネックになるタブーがエイトビートです。

クラシックの世界ではポップスとは違い
拍が綺麗に4等分され1秒間に2拍のペースで1曲を演奏することはまずありません。
寧ろそんなことをしたら怒られちゃうんじゃないかと思います。

しかし原曲にはものの見事にエイトビートがぶち込まれております。
曲も原曲だけ聴くと「みんなの歌」には聴こえても「合唱曲」には聴こえません。
これを見事に合唱曲へと返信させて大田桜子さんのアレンジは凄いとしか言いようがありません。

ちなみに僕は2メロに入る前で失速させて
サビ前でまた4分音符の伴奏で加速させていくあたりが大好きです。笑

冒頭で紹介したお便りにお答えするならば
合唱曲にしては難しすぎることは無いと思いますが合唱曲にするには難しすぎる曲だとは思いました。


まとめ
以上が僕がこの曲に抱いた感想になります。

ただやっぱり音楽的な視点で見ると
手放しで「優れた合唱曲です」とは言えない部分もあります。

そこは後編で少し触れて行きたいと思います。


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