【アカペラ】「○○ではこうだった!」は今日で終わりにしませんか?


出来ない奴ほど言っている

部長「mokabuu君、次のプロジェクトの比重はこれで行こうと思う!」

mokabuu「え?なんでこんな書類の作成に時間をかけるんですか?」

部長「書類がそれほど大事だからだよ!」

mokabuu「でも私が前にいた会社では書類を書かずとも、これだけ成功していましたよ!」

サ・イ・ア・ク です!

どうも!
アカペラから離れてしまいましたが、思いつく限りのダメな例をあげてみました。今日は上記のこのやりとりをアカペラのバンド練に絡めて、バンド練をより生産的にするための思考法を紹介したいと思います。

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上記のやりとりはここがダメだ!
では、このやりとりのどこがダメなのでしょう?

部長「mokabuu君、次のプロジェクトの比重はこれで行こうと思う!」

mokabuu「え?なんでこんな書類の作成に時間をかけるんですか?」 ← ダメポイント

部長「書類がそれほど大事だからだよ!」

mokabuu「でも私が前にいた会社では書類を書かずとも、これだけ成功していましたよ!」 ← ダメポイント

直に思いつく限りでは3つあげられると思います。

  1. 過去の成功体験に固執している
  2. 今の環境に順応した判断が出来ていない
  3. 何故部長が「書類が大事」と言っているのか本質を考えていない

ちょっと考えてみよう!
例えば野球のピッチャーが居たとします。
そのピッチャーが移籍したとしましょう。そのピッチャーが一流の選手だったとして、「前のチームではこう言う作戦で成功した!だから俺は新チームでの作戦には従わない!」と言うと思いますか?僕は一流の選手であったならば一流の選手であるほど言わないのではないかなと思います。

メンバーが違えば当然環境も異なります。チームが変われば歴史や背景や雰囲気も異なります。なので前のチームでのやり方が上手く行くとは限らないですよね!逆にこれならば良いと思います。

「前のチームではこういう作戦だった。その結果、チームがこういう風に変わりこういう風に良くなった!このやり方をこのチームで取り入れた場合、こういうところがこういう風に良くなると思うので是非導入を検討してほしい!」

これはしっかりと、そのやり方が何故上手く行ったのか考え、新しい環境でそのやり方がどのように作用するかまで考えられています。何も考えずに「前に上手く行ったからこれが良い」と言う言い方とは異なります。

※「前はこれで上手く行ったけどもっと良い方法ってないのかな?」とゼロベースで考えられるのがベストです!


まとめ
「Vox Oneがこの練習をしているから」
「TRY-TONEはこういう風に歌っているから」

こういう台詞をバンド練やバンドクリニックで聴いた事はないですか?

じゃあ何故Vox Oneはその練習をしているのか?
じゃあ何故TRY-TONEはそういう風に歌っているのか?

その練習は果たして自分のバンドに本当に合っているのか?
自分たちの個性を考えた時にTRY-TONEと同じ歌い方をするのが正解なのか?

いや待てよ!成功の理由ってこれでしょ?じゃあもっと良い方法って無いのかな?

過去の成功体験に捕われる事無く、成功体験に隠された「成功の理由」をしっかりと見つめることで、より有益な練習方法に出会えるのではないでしょうか?


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