【アカペラ】僕は自分の感性に嘘をつかない事が良い演奏への近道だと思います


「Words最高!」それ本当に思ってる?
今だからこそ大好きになりましたが僕は1年生のときは
TRY-TONEの魅力がまったくわかりませんでした。

寧ろアカペラサークルに入るなりいきなり
「アカペラでゆこう」
と言う曲を聴かされた時は焦りました。

「いきなり”アカペラ最高(>∀<)!!"って曲を布教されたのだが ここはカルト宗教の本拠地なのではないだろうか・・・?」

と。笑

また同様に先輩とThe Real Groupの話をした際に先輩から
「今はまだ良さがわからなくても良いしわからないのは当然。」
「だから3年後4年後に改めてこの曲を聴いてみて欲しい。」

と言われてWordsの音源を貰ったのを覚えております。

今だからこそ和音の開閉の美しさや
スキャットを駆使した曲の展開に魅力を感じられますが
そんなんアカペラはじめたての1年生に到底理解できないものです。

僕はここで無理をして
「いやぁ先輩!Words最高っす!(よくわかんないけど話合わせとこwwww)」
と言わない事が成長への近道だと思っております。



色んな価値観を知るチャンスになる!

また、僕達の代にしても、一つ上の代から受け継いだことはなにか、と言われて答えられる人は果たしてどれくらいいるだろうか。むしろ一つ上の代を否定する見方が多い。先輩の価値観を自分の価値観の物差しで測り、評価しているという点で、僕達の代は先輩から「残してもらった」ことはないのではないか。一つの価値観を切り捨てているのだ。先輩の価値観を切り捨てた僕達が後輩に何かを残そうなどとはなんともおかしな話である。自分たちの価値観からは見えていないところが後輩には見えているのかもしれない。そして僕達が見えていない価値観こそ、今、後輩たちが大事にしているポイントなのかもしれない。そう考えたことはないのだろうか。

出典:後輩に”残す”ということ / cha1ra’s DataBase

これはサークルの同期の記事からの引用なのですがまさにこの通りだと思うんです。自分が「良く無い」と感じたらそれは立派な1つのものの見方であり価値観です。その価値に嘘をつき続けてしまうと“自分が本当に良いと思っているもの”がわからなくなってしまいます。なので“良さがわからない”と思ったら素直に“良さがわからない”と言うべきだと僕は思っております。

その上で
「良さがわからないので少し噛み砕いてこの曲の魅力を教えていただいても良いですか?」
と聴くと恐らく本当にWordsが好きな先輩ならば一晩かけてその曲の魅力について語ってくれるはずです。ここで魅力について語れない先輩にならないためにもしっかりと良さがわからなければわからないといってとことん相手の熱い愛を聴いてみるのが大切なのではないかと思うのです。

その上で「ああなるほどな!確かにそれは凄く良いな!」となることもあれば
そうならずとも「なるほど!そういう見方もあるのか!覚えておこう!」
自身には無かった新しい価値に巡り会える事も出来ます。


僕も後輩から教えられた
昨年・一昨年とPentatonixが大ヒットした際に1人の後輩が
「僕はPentatonixのアレンジは好きなものと嫌いなものに二極化します。」
と言っていて凄く面白そうだったので話を聴いてみた事がありました。

彼は高校時代からテクノが好きだったらしく
Pentatonixがカバーしている曲はほとんど原曲をしっている曲だったそうです。
その中で世の中を震撼させたあの”DaftPunk”に苦言しておりました。

このイントロが気に食わないそうです。

彼が言うにはこれが本物でここに無理矢理音程をつけて
ハモってって言うのが既に原曲が好きな人にとっては許せないと言っていて
「ああ!そういう見方もあるのか!」と思ったのは記憶に新しいです。

その上でテクノポップに精通した彼に
「じゃあお前だったらtechnologicのマッシュアップするとしたらどうするの?」
と聴くと意外な答えが帰ってきました。

これが良いと言うのです。笑
原曲無理に改変せずにそのままの形で重ねて新しい曲にしてて
これこそがマッシュアップであると言う見方確かになと思う部分はありました。


まとめ
自分の価値に素直になることって自分のためにもなりますし
何より相手に“違った見方”を提供出来る点で相手のためにもなると思うんです。

僕が常にそういう態度だったのが原因なのかも知れませんが
心無しか大学時代の中の良い音楽仲間は皆僕と違った意見やものさしを持っている人間です。
時にはお互いに相手の言い分が納得出来ず夜通し議論することもありました。

パンクロック出身だった僕が大学生活4年間を経て
ファンクやジャズに傾倒したのは間違いなく周りの友人のおかげです。
後輩が出来てからは後輩の影響でケロケロ系のテクノミュージックも研究するようになりました。

人は好きなものを語るときあり得ないほど生き生きします。
そして好きなものに関しては永遠と語り続ける事が出来るものです。
ならば相手の好きなものの魅力がわからなかった時には「わからない!」と言う事で目の前にいる最高の先生にその魅力を教えてもらおうじゃありませんか!僕はBuddy Richをはじめとする往年の白人ジャズドラマーの魅力ならいくらでも語れますよ(∀)


最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。


コメントを残す