【アカペラ】北村嘉一朗さんのtweetに触発されてバディリッチの紹介を書きます!


目から鱗の大正論
僕は特別好きなボイスパーカショニストが2人います。

1人はVox OneのPaul Stiller(敬称略)、
そしてもう1人が今回記事を書くにあたってきっかけとなった
元TRY-TONEの北村嘉一朗さんです。

※嘉一朗さんのtweetを引用させていただきます。まずかったら直に消します。

それを踏まえて少し遡った所に下記のtweetを見つけたので
僕がイチオシの左足の神(ジャズドラムでは左足でハイハットを演奏することが多いです)
バディリッチの神業を紹介する記事を書きたいと思います。



まずは基礎!ハイハットは2と4!
まずは基礎!
スウィングジャズではバスを4つ打で踏むことが多いです。

特にベースがウォーキングしていない時は
代わりにドラムがバスを4つ踏むのが暗黙の了解になっています。

そして右手では皆さんもおなじみにの
「つーつっつつーつっつ」ってリズムを刻むのですが
この時にライドシンバルと言うシンバルを用いて
この「ちんちっきちんちっき」って言うリズムを刻みます。

それでですね。
今のところ右手と左足がオープンなのですが
あいた右手でシンバルを軽く抑えて音符を調節したり
もしくはスネアでバックビートを出したりします。

そして左足で2拍目と4拍目にハイハットを踏むことで
足だけで「ずっちゃん♪ずっちゃん♪」ってリズムを
作りだすのがジャズの基本中の基本のお約束なわけであります。


バディリッチのイノベーション
上記したハイハットの基礎は基本中の基本です。

プロからアマチュアまでどんなドラマーみても
全うなドラマーなら皆がやっている奏法です。

ただ悲しいかな。
多くのドラマーは左足のハイハットの演奏に個性が無いのです。
つまり基礎通りに裏打ちする以外の奏法が無かったのです。

しかしバディ!
この動画のソロの4:30ぐらいからの部分をごらんください!

彼は創意工夫でスネアやタムだけではなく
ハイハットやシンバルで遊んだりもしていたのです。

特に一般的なソロ以外の部分で
ハイハットを開いた瞬間にスティックで叩く
オープンハイハットは彼の時代では非常に
珍しいものであったように感じます。


おかずとしてのハイハット
ハイハットでの遊びが増えハイハットから色んな音が出るようになると
ハイハットは今度はおかずとしての側面をもつようになりました。

つまりフィルインの中で如何に効果的にハイハットを使えるか否かで
その人のフィルインのセンスが出るようになってしまった
のです。

このフィルについては以前譜面付きで記事を書いたので
その記事へのリンクを貼って割愛させていただきます。

参考:【ドラム】本当にテクノ?高橋幸宏さんのフィルが凄まじい!【タムは甘え】

上記の記事で紹介した動画で高橋幸宏さんは
スネアとハイハットだけでフィルを打っております。

是非ハイハットの使い方に悩んでいる方には聴いて欲しい演奏です。
絶対にハイハットに対する価値観が変わるのではないかと思います。


まとめ
僕の好きな言葉に「”ドラム族は”ドレミ族”になって欲しい」と言う言葉があります。

これは音程の無いドラムと言う楽器だからこそ
しっかり音が分かるようになってピアノや管楽器の
メロディー隊の会話にもついていけるようになれよって言葉
なのですが

嘉一朗さんのtweetを踏まえてボイスパーカッションを俯瞰すると
自分も含めてボイスパーカショニストは“ドレミ族”にも“ドラム族”にもなれていないような気がしました。

いや。
寧ろコーラスあってなんぼの“ドレミ族”要素の強いアカペラだからこそ”ドレミ族”にはなれているのかも知れません。
逆にアカペラボイスパーカショニストは一度”ドラム族”になる必要があるのかも知れません。

少なくとも僕が尊敬してやまない嘉一朗さんもMr.Stillerも
ドラムの演奏をリスペクトしてドラムの演奏を沢山聴いていると
お聴きしたことがあります。

事実はどうだか分かりませんが
嘉一朗さんがtwitterでおっしゃっている通り音を楽しむものとしてドラムパートを演奏するからには
本家を聴いてなんぼだと思ったので記事を書きました。

お気に入りのドラマーを探している方!
僕のイチオシはバディリッチです。

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