ルーティーンを作る – 恵方巻


決められた方角を向き黙って太巻きを食べる。日本の伝統である恵方巻き。我が実家でも毎年実施されてきた催しだ。一人暮らしをはじめて3年目の今でも絶賛この催しは続けている。そう。今まさに1人黙って恵方巻を食べている。

2014-02-04 00.21.02


世の中にはこのような「毎月恒例」だったり「毎年恒例」だったり「毎日恒例」の行事が星の数程ある。僕はこのルーティーンと呼ばれるものをとても大事にしている。


毎年恵方を食べていると「この時期が来たか」としみじみ物思いにふける。それは毎年恵方巻を食べているからこそ、「去年食べてから1年」という認識が生まれるのだと思う。この恵方巻、げん担ぎの為の日本の伝統だからまだなんて事は無いのだが、このルーティーン実は凄く大事なものなのだ。


何でも良い。毎日、毎朝、反復している”何か”を作りたい。
僕が愛しているバスケットボールにも”ルーティーン”という用語がある。フリースロー等の際にその選手が必ずとる動作である。まあ言ってしまえばその選手特有の癖とも言う事ができる。


中学生ぐらいの子達の試合だと、緊張からふんだん行うはずのルーティーンを行わずにシュートを放つ子が居たりする。僕も極度の上がり症で公式戦では星の数程シュートを外して来たので気持ちはよくわかる。そんな時、このルーティーンが身を救ったりするのものなのだ。


僕の場合はフリースローの前には、
①バックスピンをかけてボールを前に投げる
②バウンドして手元に戻って来たボールを強く2回つく
③ボールをキャッチして息を大きく吐く
この動作を必ず行って来た。たとえ個人のシュート練習でも、部内の紅白戦でも、練習試合でも。すると本番如何に緊張していても、フリースローラインに立つと体が自然とこの決められたルーティーンを行う。この動作を行っているうちに気持ちが落ち着いて来て我に返れるものなのだ。自身が気付かないうちに行った日頃の癖がリラックスにつながる。ルーティーンあなどるべからずである。


ルーティーンが身を救う事をつらつら書いて来たが、せっかく食の美味しい古き良き伝統にあふれた日本に生まれて来たのである。是非いろんな文化や食も楽しみたいものだ。


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