【就職活動】IT土方にならないために〜メリットベースで考えよう〜


師匠のブログ
参考:クックパッドとdocomoが組めばこんなイノベーションも出来る

これは僕のブログの師匠の記事です。
簡単に言うと「おしゃべりするだけのお料理支援ロボット」はいらないから
もう一歩踏み込んで「音声認識で次の作業を教えてくれるロボット」を作ろうぜ
ってな感じの記事です。

その時期において僕の師匠は
「利用者が何をもとめているのか本質的に理解し」と綴っておりますが
本当に僕は師匠の言う通りだと思うのです。

そんな背景があった中で
先日シリコンバレーにて働く中学時代の親友が日本に観光に来ていると聞き付けて
夕ご飯を食べに行って来ました。

そこで教えてもらった彼の発明品が
あまりにメリットベース(利用者のニーズに対して本質的)だったので
紹介したいと思います。



Cat Feeder
彼の今回の発明品はCat Feeder!
彼は大の猫好きでして家でも猫を飼っているのですが
彼の猫はデブ猫ちゃんなんです。

そして彼もシリコンバレーで働く機械工学専攻者。
集中して作業したい日やハネを伸ばしにお出かけしたい日もあるでしょう。

そんな彼が作ったのがCat Feederでした。

今流行のraspberry piを用いて実装。

時間になると自動的に猫に餌を上げられるシステムです。

またスマホからwebサイトにアクセスすれば
そこから猫の寝床の電気をオンオフしたり
餌を追加で与えたり出来る仕組みになっておりました。

家中につけた防犯カメラとも連動しており
家に居なくても部屋にしこまれたraspberry piが
猫の世話も防犯もしてくれると言う仕組みです。

家をあけていても”自動で”猫に餌をあげられますし
餌をあげたか忘れていて二度餌をあげることも無くなりますし
いつも同じ量の餌を同じ時間に提供出来ます。

これは猫の餌やりと言う日常を格段便利にしています。


これはめちゃくちゃ本質的
これってめちゃくちゃ本質的じゃないですか?

僕もそうなのでよくわかるのですが
ペットを飼う上でペットを愛する人って
部屋を空ける時のことが一番ネックになると思うんですよ。

特に水と餌とトイレの問題はかなりネックです。
そんな問題を解決するべく彼のCat Feederはすごい。

cronでコマンドを叩いて
bashにコマンドが飛ぶと餌が一定量出力される仕組みなので
プログラム自体は凄く簡単で機械をつくるのがちょいむずかったけど
僕の選考だからそこは大丈夫、と意気揚揚と語っていました。

確かにプログラミング経験者にならば
誰でも組めるようなプログラムですし
機械工学を選考していたら割と簡単に作れる機械かのかもしれませんが
実際に作ってしまうあたりスマートクリエイティブです・・・。


これぞraspberry piの使い方
たった4000円のパソコンraspberry pi。
これをつかってお話ロボットとか作っている人も居ますが
お話ロボットを作って生活がどんな風に豊かになるのか
甚だ疑問です(師匠のブログ参照)。

家に帰ると自動で部屋の電気がつくようにしている人もいましたが
それってぶっちゃけhueでも良いんじゃないかと思います。
わざわざraspberry pi使って自前のプログラム書くまでも無い。

監視カメラだけでも意味がないです。
だってスマホで犬の現在の様子観れるサービスとか既にあるじゃないですか。
なんならパソコン通じてfacetimeすればそれで観れますし。

でも。
これですよ、これ。

家中にセッティングされたUSB端子のwebカメラと
同じくUSBからコードが伸びている電気と
猫に餌を上げるための自作の機械と
それらを全部bashコマンドで管理してしまうraspberry pi。

これは4000円のPCを使いこなしていると言えます。
もはや彼のスマホの中に彼の家があるような気持ちになりました。
遠い国日本にいながら猫ちゃんのケージみたり
家の電気いじくったりガレージの車をチェックしたり
家の前をあるくホームレスを発見したり。

これはraspberry piと言うイノベーションから派生した
まさしく家庭での趣味のプログラミングのイノベーションだと思います。


日本も奮起したい!
さてさて。

スマートクリエイティブの遊び心を観て来たわけですが
日本ではなかなかここまでやっている人ってみません。

でももしもIT業界のグランドライン。

シリコンバレーに足を踏み込みたいのならば
これぐらい日常に隠れた問題をITのチカラで解決して
自分の生活を便利に出来ないと世界なんて変えられないのだなと
痛感いたしました。

是非プログラミングを専攻している学生は
喋るロボットとかヒューマノイドにばっかり捕われず
自分の日常に隠れている潜在的な問題を発見して
それを解決するようなプログラムを組んでみてはいかがでしょうか?

これが世界です・・・。

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