【雑記】慶応義塾大学SFCの学生が陥りがちな欠点!垂直思考と水平思考!


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これは穴です
何か新しい事をするときには必ず穴を掘る必要があります。
僕が4年間所属した慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスでは常に先進的な試みがされており、今までに無かったら新しい試みをすると高く評価される基盤が用意されています。意識の高い言葉を使うと「イノベーション」を起こそうと燻っている生徒がたくさん居ると言う事です。

その一方で「イノベーション」を起こす上で大切なことを忘れている生徒も多いように感じます。新しい事をやろうとする際に「自分たちにとって新しい事」をやろうとしている人が多いのです。



縦断的研究と横断的研究
研究と言うのは穴を掘るような作業です。
穴を掘る時のことをイメージしてみてください。口が大きく深くなれば深くなるほど直径が小さくなっていきませんか?研究はそれと同じです。現在に近づけば近づくほど広く、そして自分の研究の軸となる部分はしっかりと深くまで掘り下げて過去の事例まで見て行く必要があります。

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一定の時間軸の中で浅く広く研究をすること(短期に渡って多くの人を対象にする研究)を横断的研究と呼び、狭く深く研究すること(長期に渡って特定の少人数を対象にする研究)を縦断的研究と呼びます。研究というのはどちらか一方ではダメなもので、両方の研究をしてはじめて見えてくるものがあります。

あなたが新しいと思っていてもすでに宝は穴の中から掘り出されてるケースも少なくはないです。また先人達が穴を掘って行く中で打ち当たった障壁もあるはずです。それを穴を掘る前にしっておくのとそうでないのでは結果に大きな差が生じます。「新しい事」に挑戦するにはそれ相応の「基礎(先人の試みを知る作業)」が必要になるのです。


水平思考と垂直思考
これはビジネスでも使える考え方です。
ものを考える時には大きく2つの考え方があります。

「1つの事柄をとことん深く掘り下げて行く垂直思考」と「広い視野で周りを遠くまで見渡す水平思考」です。

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こちらもまた穴をほるような作業です。
穴の出口が狭いうちは深い穴を掘る事が出来ないのと同じです。より深く思考を巡らせようと思ったらより広く周りを見渡してみる必要があります。さもなければ掘った穴はすぐに崩れて埋まってしまいます。1つの事象をしっかりと垂直思考で考えていても、周囲から見たら見落としている事があるのは珍しいことではありません。

そう言う欠陥が多く見つかれば当然いくら新しい試みでも評価を得る事は難しくなります。


まとめ
新しい事をする時の思考法は実は学校の研究から学ぶ事ができるのです。
大学の勉強は意味が無いと言う人も居ますが、どんな研究でも少なくとも「穴を掘る作業」を学ぶ上で必要な思考法を養うのには最適だと僕は思います。「何かを変えたい人」や「新しい事を始めたい人」そして「イノベーションを起こしたい人」は是非まずは周囲を見渡して、出来るだけ深く歴史を掘り下げるところからはじめてみてはいかがでしょうか?

あなたのアイディア。意外に穴だらけですよ。


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