【アカペラ】1年生に教える時に気をつけたい”言葉遣い”


教える仕事して来ました
今日も元気よく働いていると隣のチームの先輩から名前を呼ばれました。

先輩「今10分時間ある?」

僕「あります!」

先輩「新卒の○○さんに社内用語について教えてあげて!」

僕「おっふ。わかりました。3分ほど準備時間をk…」

先輩「3分間待ってやる。」

と言うお決まりのくだりで社内用語について教える事になったのですが
横で僕の講義を聴講していた先輩にこっぴどく怒られて来ました!笑

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専門用語
僕は今IT企業で働いているので
当然のように「バージョンアップ」と言う単語を使ったのです。

バージョンアップってあれです。
Windows8がWindows10になるのがバージョンアップです。
プログラムが新しいバージョンになることです。

僕は相手が”バージョンアップ”を知っている前提
話してしまったのですが
新入社員の中にはプログラミングと全く縁の無い人も居ますし
なんなら営業職の人はプログラム書きません。

病院で働く人全員が医療に精通しているわけではないのと同じです。
※給与計算する事務職の人は医療用語は知る余地もないです。

知っているとついつい専門用語を使ってしまいがちですが
実は相手にその言葉が伝わっていなかったり
伝わったとしても正しく伝わっていない事ってあります。


アカペラ1年生
それではアカペラ1年生がいきなり
「おしゃれな和音」と言われてなんのことかわかるでしょうか?
「音がぶつかる和音」と言われてわかるでしょうか?

分かる人”も”いるでしょう。

でも相手が本当に理解しているか確認してみると
もしかしたら意外と理解出来ていないうちに
話が進んでしまい曖昧な理解のままになってしまう1年生も
少なく無いのではないかな
と思いました。


簡単なアンケートです
1年生の皆さん。

「和音」ってなんだかわかりますか?

まあたぶん流石に
この記事を読んでくださっている方の9割以上の方は
しっかりと和音が何か把握しているかと思います。

じゃあ質問を変えましょう。

A君とB君が
同じオクターブで同時に「ド」の音で
“uh”と4小節伸ばしました。

これは和音ですか?


意外と分からないもの
たぶん「和音わかるぜ!」と答えた方の中に
上記のアンケートに対して明確な基準をもって
「これこれこうだからこう!」と答えられなかった方も
いるのではないかと思います。

だからこそ専門用語は出来るだけ避け
使うのであれば初めに明確に説明をしてから
使うべき
なのではないかなと気付きました。

ちなみに和音とは
“異なる音程の音が同時に響く音”を指します。

つまり上記の定義だと
ユニゾンは同じ音なので和音ではありません。

ちなみに余談ではありますが
同時になっている音程が3つだったら3和音
同時になっている音程が4つだったら4和音と呼ばれます。


まとめ
僕も専門用語は出来るだけ使わないように
気をつけてはいたつもりなのですが
最初はこれでもかこれでもかと言うぐらい

丁寧に1つ1つ説明するように心がけようと思いました。

自分が思っている当たり前って
かなりの高頻度で当たり前ではない
です。

特に分からないままだったり
定義が曖昧なままにしてしまうと

教わった当人も困りますし
教わった当人の解釈が間違ったまま伝承されたら
軽く事件
になりかねません。

例えば僕が「シンバル=クラッシュ」と勘違いしたまま
後輩にパーカスを教えて回った
せいで
アカペラシンガーズK.O.E.(僕の出身サークル)では
「シンバルのことを”クラッシュ”と呼ぶらしい!」
なんてなったら大惨事です。

ハイハットだって立派なシンバルですよ。
あれがクラッシュだったら事件でしょう。笑

誰かに何かを説明する時は特に後輩に何かを説明する時は
これでもかと言うぐらい丁寧に噛み砕いて
出来るだけ音楽を全く知らない高校生が聴いても分かるよう
説明出来ると良いのかもしれません。


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