【アカペラ】なんとなくではなく仕組みからしっかりと理解しよう!〜根音で変身する和音使い〜


この和音なーんだ!
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Cから始まる和音を答えた人は80点です!
Gから始まる和音”も”答えた人は100点です!

Gsus4/DとかCsus2/Dとか答えた人はお帰りください。

どうも!
この和音に対する答え
Gsus4/C
Csus2

が正解です!

Dが根音かも知れないという視点を持っていた人は
この記事のことをどうかボロクソに書いてください。笑
あなたの想定力には頭が上がりません…。

今日は「なんとなく」では無く
仕組みで理解することの大切さ
を啓発出来ればと思います。

ちなみにさっきの冒頭の和音。
こうやって並べ替えるとGsus4に見えやすくなるかと思います。

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この和音なーんだ!
スクリーンショット 2016-02-04 2.06.28

Cadd9ですよね!
でもGを根音にして眺めてみてください。

「ソドレ」ってGsus4じゃないですか?
「ミ」は「ソ」に対して6度の音なのでこれは「G6sus4」とも捉えられます。
最低音が「ド」なので正確には「G6sus4/C」でしょうか?

これは7thの概念(6thの概念)等の
和音の知識が無いと「Cadd9」と決めつけてしまいがちです。

え?
そもそも「C/D」としても捉えられる?
ベースがDなら「C/D」だ?

お帰りください。笑


この和音なーんだ?
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今度はC9ですね!Cの9thです!

他の選択肢は…。

ありません!!!
ソがシに変わるだけでC9の一択になってしまうのです。

※もちろん最低音如何で分数和音のパターンが何個か洗えますが。


コード進行とリンクしてくる
ここまで散々意地悪な問題を出して来ましたが
通常紛らわしい和音でもコードの進行と一緒に見ると
簡単に見分けがつく
ようになります。

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この中に1個だけsusが交じっています
これはどう見てもCsus2でしょう。

GからCに上がって解決しているところです。
susは解決をじらす和音なのでじらしてからCに移管しています。

※そもそもCFGCと2小節ずつ歌っているところからもCの和音であると想定出来ますね!


少し複雑な考え方
スクリーンショット 2016-02-04 2.10.31

今度はGsus4にしてみました。
でもこの楽譜実は少し気持ち悪いです。

CのキーなのでGからCに移管した時に解決します。
しかしGをsusにしてしまうとsusはじらす和音なので
一気に解決しすぎて変な感じがしてしまいます。

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どうようの理由でこれも少し気持ち悪いです。
Gsus4からのGへの移管なのですが
本来Cで解決したい場所を無理矢理Gで解決しているので
どこか解決仕切っていない感じが出てしまいます。

じらしたのに解決しないとか最悪ですよね。
でもいきなりCに解決してもちょっと変。
そこでどうしてもGsus4を使いたい時はこんな工夫も出来ます。

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GからCに行くと思いきや
Gsus4でじらして次の1周に遷移する。


まとめ
実は最後のコード進行の箇所の和音進行。
Goosehouseの名曲オトノナルホウへでも利用されています。

一部ちょっと違いますがサビの前半では
Fmaj7 G Em7 Am7 Dm7 G C C7
とsusでは無いですが7thを利用して次の1周へと曲を遷移させています。

そしてサビの後半(終わりの部分)では
Dm7 Em7 Fm Gsus4 G C
で終わっております。

これってまさに僕が適当に作った

次へ繋ぐ君

次へ繋ぐ君



じらして解決君

じらして解決君


じゃないですか!!!

基礎知識があるとないとでは
採譜のスピードやアレンジの質に大きな違いが生じます。

綺麗な楽譜デザインをするためにも
採譜をする際にコード進行や和音を追うスピードを上げるためにも
基礎の知識は面倒くさがらず早いうちにつけてしまいましょう!


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