かなり語弊のある言い方ですが僕は編曲は音並べだと思っています。
6声のアカペラ編曲の場合は「6つ用意されたレーンに如何に美しく音を並べるか」が問われるのでは無いでしょうか?
もちろん“スキャット”などの要素も大事なのですが、今日は“音の並べ方のコツ”の基礎の部分について触れて行きたいと思います。
自身の出身サークルでワークショップをしてきました。
30分と言う短い時間だったので今回は「綺麗な音の並べ方」にフォーカスして話をして来ました。
slideshareではDEMO演奏を流すことができなかったので下記にデモ演奏をいくつかくっつけます。
▼basic
基礎となる音源です。ここから色々変えて行きますよ!
▼音かぶり(ダメな例)
1個目の音源と比較して「気持ち悪い」と感じることができればOKです。音かぶりの気持ち悪さに気づけるようになりましょう!
▼topを大きく動かした例
1個目の音源と比べてtopの音の動きが耳につくため盛り上がって聞こえます。またtopの音の上下が激しいので起承転結を感じやすいですね(音がどこに向かって盛り上がってどこに向かって収束していくのか)!
▼表現を混ぜこんだ例
smooth aceさんがよくやっている表現を盛り込んだものになります。本来AメロがuhとベルトーンでBメロがおっかけでサビが字はもとかになると思いますが、Bメロに全部詰め込んじゃいました。最後の字ハモの予定調和感とそこに向かっていくまでのアプローチが大事ですね!
ベースラインの作り込み方やスキャットによる曲の作り方も紹介したかったのですが、30分と言う尺が憎たらしかったです。笑
楽譜には美しく聴こえる音の配置と音がぐちゃっとして聴こえてしまう音の配置があります。
是非、美しく聴こえる音の配置を選択して楽譜をつくることに注力してみてください!
こんなの知ってるか知らないかの差なので知らずにやらないのは損ですよ!
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