【自己啓発】視点1つで世界が変わる。【就職活動】


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自己啓発記事第2弾ですね。
このアイキャッチの本は僕が大学に入る時に父から貰ったものです。当時は「またこういうのか。」と思い即本棚にぶち込んだ記憶があります。笑

しかし就職活動を経た今だからこそ、この本の価値を再認識させられました。
実は先日この本の中で紹介されているとあるゲームを実際にやってみたのですがその記事はまた今度。

今日は序章で書かれていた内容をちょびっと紹介したいと思います。


「皆さんには水曜日から日曜日の夕方まで時間をあげます。初期投資金は5ドル。ただし、その初期投資の5ドルが入った封筒を開けてから2時間で出来るだけ多くのお金を稼いでください。日曜日の夕方にどうやって稼いだか3分間でプレゼンしてもらいます。」

さあ、皆さんならどうしますか?
これはこの本で紹介されていたグループワークです。

条件を一度整理してみましょうか。

  • 期間は水曜日〜日曜日の夕方迄
  • 初期装備は5ドル、ただし手を付けてから制限時間2時間
  • グルワの最後に3分間のプレゼンをする
  • 目標はより多くの金額を稼ぐ事

さあ、皆さんならどうしますか?


【ビリ:実際に5ドルを使ってしまったチーム】

中にはレモネードの材料や傘を購入し、それらを販売したチームがあったようです。
が、売り上げは予想した範疇にとどまってしまったとか。5ドルと言う与えられた財産に捕われてそこで勝負してしまったようです。

では実際に5ドルに捕われなかったらどんな商売が出来たのでしょうか?


【3位:自転車の空気入れ】

このチームも5ドルのお金をつかってしまいました。が、売り上げはきちんと出せました。それは何故でしょうか?

このチームは学生会館の真ん中で自転車の空気入れをしたと言います。
自転車のタイヤの空気をはかって足りていなかったら1ドルで空気を入れる商売をしたそうです。

しかしながら、このチームは途中でやり方を変更しました。これが功を奏したようです。
「お金を請求するのを辞めた」のです。カネカネした商売をするのではなく、無償でのサービスにシフトしたそうです。

「1ドルね!」と言うよりも「無料でやるんでもしよかったらお気持ちください。」って言われた方が利用者も気持ちいいですよね!はじめは1ドルでやっていた商売でも利用者が喜んでくれた事から敢えて無償化したのが良かったのだと言えます。


【2位:ダウンタウンで席を売る】

2位のチームは5ドルにまったく手をつけなかったと言います。
スタンフォード大学があるPalo-Alto(僕昔住んでました!自慢!笑)にはダウンタウンがあるのですが、ダウンタウンには美味しいレストランがいっぱいあるのです!

いっぱいあるのですがめちゃくちゃ混むんですよこれが。
「新学期始まったばかりの大学の食堂か!」ってぐらい混むんですよ。もっというとディズニーランドの列ぐらい混むんですよ。

そこでこのチームはレストランの座席を予約して予約した座席を売るサービスを行ったそうです。
そしてそのサービスを行っているうちに「無線端末(※)を利用して座席予約を行っているお店」の方が売れ行きが良い事に気がついたとか。きっと端末が手元にくるので「買った感」が出るのでしょう。

そこでこのチームは「無線端末で座席予約を行っている店」に絞りサービスを続けたそうです。
そして購入者が持っていたいらなくなった無線端末を回収し売る事でボーナスも稼いだそうです。賢いですよね。あっぱれです。

※日本のフードコート等にあるあれです。時間が来たら音がなるやつです。携帯とかじゃありません。


【1位:3分間を売る】

これはもう泣きました。あっぱれでした。正直天才です、このチーム。

「企業にプレゼンテーションの3分間を売った」そうです。
スタンフォード大学の学生に向けて自社の宣伝が出来るって企業にとってはこの上ないメリットですよね。そこにつけ込んで本来どうやって稼いだか発表すべき3分間の時間を敢えて手放して企業に売ってしまったそうです。


ここから見ていてわかるのは「目の前の財産に捕われていてはダメ」と言う事ですね。
「5ドル」に捕われず「5ドル」に手を付けなければ時間は無限大(実際は日曜の夕方まで)あります。そして「プレゼンテーションの内容」に捕われなければ「可能性」も無限大に広がります。凄いです。

僕は必死に1位のチームを論破する方法を考えていたのですが、「なんで企業に3分間を売った上で更に何かしようとしなかったの?」って事ぐらいしか思いつきませんでした。何か思いついた方いらっしゃいましたら是非シェアしていただけると嬉しいです。


この本はamazon.comでも出ていたので興味のある方は是非読んでみてください。


最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。


2 comments to this article

  1. aa

    on 2014/06/25 at 16:40 - 返信

    無線端末な。

    • mokabuu

      on 2014/06/25 at 16:44 - 返信

      誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。

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