Aca DisneyのLIVE映像です!
このアレンジ凄く良いですよね!そしてtonyのステージングが物凄くカッコいいです!コーラスが大げさに乗り過ぎるとリードを食ってしまいウザいだけなのですが、良い感じにリードを食わずに格好良くのれるトニーは最強難じゃないかと思います。
さて。
上記の動画を観た方はお気づきなのではないでしょうか?Layne(パーカス)の拍飛びや安定感が凄まじく酷い事に。特に最後のアラビアンナイトのところは最低です。この安定感とてもプロとは思えない・・・。グルーヴ絶対主義やテンポ感絶対主義の人には堪え難い演奏でしょう。
しかし!
だからと言って彼がパーカスとして全くダメなわけではありません。恐らく彼はグルーヴ作ったり安定したテンポをキープするのにあまり長けていないだけなのだと思います。「それってパーカスとしてどうなのか?」と言う議論もありますが、それは一回置いておいて、今日はLayneのパーカスの魅力について語りたいと思います。
▼カステルッチのパーカス動画
partworkでカステルッチが初めてパーカスを披露した時の動画です。
この動画が配信された時に「これひょっとしてLayneより上手いのでは?」と言うつぶやきがいくつもtwitter上でつぶやかれたのは記憶に新しいです。実際に僕もそう思いました。事実Layneのパーカスよりもテンポやグルーヴは良いかもしれません。しかし彼のパーカスにはパーカスとして大事なものが1個欠如しているのです。僕はそれにLayneのパーカスを聴いた時に初めて気付きました。
▼Layneちゃんのパートワーク動画
Layneのパーカスには2つの魅力があります。
- 組み立ての上手さ
- 多彩な技
Layneは非常に器用なパーカスです。プロアカペラーのパーカス達と比較してももっている技が非常に多いです。また技が多いだけでなくそれぞれの技の使いどころが非常にドンピシャリなのもLayneの特徴の1つです。これはLayneのスタイルが故に得られたLayneだけの技術のように感じます。
Layneのソロの動画です。
これ誰かのソロに似ていませんか?
そうですね!
Jeff Tacherです!
VoicePlayがデビューした当初、彼のパーカスは非常にJeffのテクニックに影響された場所が多かったように感じます。しかしその後SingOffでPentatonixが台頭し、彼らのスタイルが流行り出すとLayneは今度は積極的にKevinに影響されはじめました。よりBeatBox的なテクニックを演奏に入れるようになったのです。
その結果がこれです。
安定感やグルーヴ感は悲惨です・・・。
これは僕の主観による意見ですが、彼はながらく「自分のスタイル」が定まらず色んな人の真似を繰り返しているように見えました。自分が良いと思ったものをどんどん取り入れてひたすらコピーを繰り返しているのがLayneと言うイメージがありました。
しかしそれが幸いしたのか、
最近になりLayneは今までコピーしてきた多彩な技を自分のパーカスのスタイルに落とし込むようになりました。
これなんてまさにLayneにしか出来ない最高のパーカスなのではないでしょうか?これだけ綺麗にハモれるのもLayneだけですし、これだけ器用にBeatBox的な音を取り入れられるのもLayneだけですし、これだけ綺麗に吸引スネアを鳴らせるのもLayneだけです。そして得意の吸引スネアのおかげで安定感が以前より増しています。グルーヴも多彩なサウンドと音数でカバーされたように感じます。
まさにコピーを繰り返して1000の技をコピーしたLayneだからこそ出来るパーカスなのです。
パーカショニストの皆さん。
グルーヴや安定感は大切ですがそこに固執することだけが正解ではありません。自身のスタイルが安定しなくても、コピーを続ける事でそのつぼみが大きな華をさかせます。Layneがその最たる成功例だと僕は思っています。
そして!
僕の推しメンはTONYデス!
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