Excelおじさん vs 思慮浅い若者
最近よく見かけるのが「Excel vs Git」論争。
だいたいどの記事を読んでも、Excelおじさんを老害と決めつけてバージョン管理はGitでやれと若者がピーチクパーチク言っているだけの記事です。非常に思慮が浅い…。
僕もGitは使っていますが、あれはあくまでソースコードの管理に特化したものであって、他のファイルのバージョン管理には全くもって向いていないと思います。向いていないどころかあんなものでExcel管理したら使いにくくてたまらないからやめてほしい…とまで思います。
Excelおじさんの何が困るのか?
ExcelでWBSを作成すると困ることがいくつかあります。
- リアルタイムで共同編集できない(共同編集者が今、まさに、何をしているかが見えない)
- WBS_mokabuu_articles_v0.02.xlsxのようなファイル名でのバージョン管理が始まる
- そして「./old」というフォルダの中に過去のWBSが大量に累積していく
まあはっきり言って「うんち」ですよね!
ことビジネスシーンに限っていうと、ExcelがはいったPCがない企業は0%に近いので、お客さんと同じツールで書類を管理できるのがExcelの最大の利点になるわけです。GitだとIT業界のエンジニアしか扱えないためビジネスシーンでのツールとしてちょっとお話にならんわけです。
最強のGoogle Spreadsheet
そこでGoogle Spreadsheetが最強のツールとして台頭してきます。
G Suiteを入れている企業であれば、Excelとなんら差異のない画面で版の管理ができるため非常に便利なツールです。
こんな感じで変更履歴に名前をつけて管理することができちゃうのです!
Gitと同じく、確実にどこの企業にも入っている保証はないため、「お客さんとの共同ツール」としての観点でみるとうんちですが、わざわざGitを入れてGitの使い方をスキルトランスファーするぐらいなら、G Suiteを入れた方がよほど良いと思います。
あとはお金の問題とかもあると思いますが、講師と受講者と今後Gitの使い方講座に投資する人件費や工数を加味するとIT以外の分野ではGitって全然魅力的なツールではないなと。そこを上手く切り分けせずに、なんでもかんでもGit GItしちゃうのは違うなと思います。
もちろん、IT企業のエンジニアのWBSをGit管理するのであれば、全員がすでにスキルも持っているし、社内にプライベートなGitがあるし良いと思うんですよどね!
まとめ
まだまだExcelの時代は続くと思いますが、次のツールとしてGoogle Spreadsheetが台頭するのを心のそこから祈っています。
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