退屈な仕事はPythonに任せるべき?
結論:退屈だからという理由で任せるべきかはわからない
どうも!こんにちは!
皆さんは、ちょっと前(確か2017年頃)にこんな本が流行ったのを覚えていますか?
エンジニア あがりのコンサルタントである僕は、自身の武器として「コーティング技術」「システムの知見」を前面に押し出して仕事をしています。
今日は、僕が「これはPythonに任せるべきだ」と考える瞬間を3つ紹介したいと思います。
ちなみに、業務改革などを行う際には、当然ながら「退屈だから」と言う理由で仕事をPythonに任せることはしません。
Pythonに任せるのはこの3パターン
- 繰り返し発生する業務(であり開発コストの元が取れる見込みがある)
- 減点方式のミスが許されない業務(でありリハーサルを設置できる)
- システム的な都合によりPythonを使わざるを得ない場合
①繰り返し発生する業務
定期的に実施する必要がある業務が言語化できるのであれば、工数削減のためにPythonに退屈な仕事を任せるのはありだと思います。
自分の仕事を言語化できればそれはPythonに任せられます。
特に、自分が2人・3人いれば一瞬で終わると思ってる業務には有効です。
(実装してアナリストにプログラムをテストさせれば良いのです。プログラムが完成した暁にはアナリストに実行ボタンを押させれば良いです。)
実行ボタンを押すだけなら誰でもできます。定型業務で毎日朝から晩まで残業するぐらいならPythonを使って自動化した方が生産的です。
②減点方式のミスが許されない業務
主にデータ作成やデータ集計など、ミスが許されない(ミスをすると激しく無駄な工数が発生したり信頼を一気に失う)業務があります。
もしもリハーサルの機会を設けられるのであれば、この場合もPythonを使ってしまうのが良いです(別にPythonじゃなくても良いのですが自動化されていることが理想です)。
MECEに要件を定義して実装することで業務を自動化できますよね。自動化されるということはヒューマンエラーがなくなると言うことです。
仮にリハーサルで実装にミスが見つかっても、直せば同じミスの再発は防げます。
ミスが発生しやすい業務や、ケアレスミスが多い人ほど、作業を自動化することが大事だったりします。業務をプログラム要件に落とし込む中で、作業ロジックがMECEになるので(はすなので)、頭の整理にもなるでしょう。
③システム的な都合
僕は主にExcelが開かない時(データ数が多すぎる、数式がネストされていて重すぎる、セル内の折り返しオプションが有効になっている等)に利用します。
Excelを開かずとも、中のデータを救出したいときに有効です。
僕はMSのエンジニアではないので詳しくは知りませんが、Excelではセル内の折り返しオプションが有効になっているとき、どうも行ごとにセルの中身を全て舐めて、行の高さを逐一調整しているように見えます。なので、折り返しオプションが列全体に対して有効になっており、データが何万行もあるとExcelそのものが開かなかったりするのです(開くけど時間がかかるかつもっさりする等)。
こう言う時は、待っていても開く保証もなければ、開いてもPCがもっさりとしてイラっとするので、Pythonでデータを救助しています。
理由は大体掛け算
今回は理由を3つあげましたが、これらが別々に理由としてあがってくることってあまりないです。
多くの場合って、理由の掛け算(繰り返し発生する作業かつミスが許されない、繰り返し発生するかつシステム的な制約がある等)になっていると思います。
「退屈は仕事をPythonに任せるか?」と問われると、一概にYesとは言えませんが、明らかに機械のほうが向いている業務であれば、Pythonにやらせるべきだと僕は考えています。
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