僕が”歌う”意味。


スクリーンショット 2014-04-09 2.41.08

本日サークルの新歓ライブの1日目が終了した。
また10日後の4月18日(金)に2回目が予定されており、曲のセットリストも異なるので是非お手透きの方は足を運んで欲しい。


その後、1年生2人とご飯を食べ帰宅しtwitterを開いてみるとサークル員がみんなして「歌う意味」について語っていた。

正直僕はtwitterでサークル員が皆して歌う意味について語るのが体裁上あまり好ましく無いと思った(※)のでツイートすることはしなかったが、少し思うところがあったのでblogを書く事にした。

※自分が新入生だとして、twitterでK.O.E.と検索した時にライブ直後の先輩が皆して自分が歌う意味について哲学していたら本当に嫌だと思う。自分が新入生だとして、ライブをみて憧れてフォローした先輩がその矢先に歌う意味について語りだしたら一歩引いてしまうと思う。


「僕は何故歌っているのだろうか?」もっと言ってしまえば「僕は何故サークルを”頑張っている”のだろうか?」


僕はこの春で大学4年生になり、サークルでも最上級生となった。
以前は“サークルを頑張っていた”が、今は一切頑張って等いない。好きな”歌”をたくさん”歌っている”だけであり、ただの趣味である。別に頑張って歌っているわけではない。

そもそも、大好きな事をするのに頑張らなければいけないのがおかしな話である。
だから最近の僕は歌を歌う上では一切頑張って等いない。自分が本当に大好きなバンドに自分が本当に大好きな歌を編曲して持って行くので。編曲だって”頑張っている”わけではない。自分が本当に大好きなバンドで歌うのに、練習を頑張ったり等しない。

好きだから、やりたくてやっているのだ。


それでも時に努力を要される時がある。
それは”人前に出て歌おう”と決めた時である。


人前に出るからには、「自分たちが楽しい」「好き」というだけでは不足しており、自分たちのパフォーマンスを見てくださる方々にも「好き」と思ってもらったり「楽しい」と思ってもらえる演奏をする”使命”があると僕は思っている。

サークルライブを制作していると、バンドでの出演が適わなかった時などについつい「自分は何故頑張っているのだろう?」「自分はだれの為にがんばっているのだろう?」と言う言葉をこぼしてしまったりすることがある。


僕は、「聴いてくださるお客さんのため」に頑張っている。
お客さんは貴重な時間をさいて自分たちの演奏を見てくださる。時には貴重なお金をさいて見てくださるケースもある。僕たちにはそれに見合うだけの演奏をする使命がある。だからストリートライブなどをした際にはそれだけの質の演奏が出来なければお客さんは足を止めてくれない。これは自分が出演していなくても同じである。自分が裏方を頑張ればそれだけステージのクオリティは上がる。いかなる環境であれ当日足を運んでくださるお客さんの事を考えると1mmまでこだわれる。

そして僕は「バンドのため」に頑張っている。
自分と言う人間と一緒に歌ってくれているみんなの為に頑張っている。僕1人が練習をさぼるだけでバンドの演奏の質は下がる。また、質が下がるだけでなく質の低い練習をすることでバンドメンバーに迷惑をかけてしまう。迷惑にならなくても、バンドメンバーが楽しく歌えるはずだった時間を奪ってしまう事になりうる。逆に僕が1人で個人練習をして120%のパフォーマンスをすることでバンドの演奏も練習の空気も良くなるのならば、その努力を惜しまずにしたい。その結果お客さんにその演奏が還元できなたのならばそれにこした事は無い。


最後に。
そしてなにより僕は「自分のため」に頑張っている。
「聴いたお客さんが涙してくれる。」「バンドでの練習が楽しい。」「みんなが笑顔になる。」それだけで僕は嬉しいし、楽しい気持ちになれる。だから多少辛くても辛いと感じないのだ。大好きな歌を大好きなメンバーと歌える。そんな歌を聴いたお客さんが喜んでくれる。大好きなメンバーが笑顔になる。幸せではないだろうか?僕は自分の幸せの為に頑張っている。


僕はこの「頑張る」と言う言葉が大嫌いなのだ。
別に頑張っているわけではない。自分が良かれと思ってやっていることなのだ。自分が好きでやっていることなのだ。

自分が好きでやっていたことなのに、「頑張る」という表現をしてしまうとどこかで歯車が狂って行ってしまうような気がしてならない。

僕にとって歌うこととは「人に”なにか”を伝える手段」であり「大切な趣味」である。間違って欲しくないのは僕は頑張って歌っているわけではないし、頑張ってサークル活動をしているわけではないと言う事である。


最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。


コメントを残す