【音楽】マツケンサンバがかっこよすぎる!


マツケンサンバがかっこいい!
みなさんマツケンサンバってご存知ですか?

今20代後半の方は間違いなく知っているかと思います。

そうです!一世を風靡しああの名曲です!

職場の先輩に「マツケンサンバ格好良すぎる説」を教えてもらったので今日はマツケンサンバの魅力について記事を書きたいと思います!


1.イントロが長い
実に最初の1分間はまるまるイントロです。

しかもこの1分間主役のマツケンはまったく登場しません。

確かにこの焦らしはかっこいいです・・・。


2.出し惜しみしないサビ
マツケンが現れる前にすでにインストでサビを演奏しています。

大事に伏線をはって、盛り上げて盛り上げてサビ、ではなくいきなりサビのインスト。

この余裕・・・。
確かにかっこいいです。


3.Aメロから入らない
通常のメロから入らないんです!

Dメロとでも言うのでしょうか?

マツケンのソロではなく、全員での合唱から入ります。

出だしからフィナーレ感を出してくるこの余裕。

攻めた曲です。
かっこいい。


4.メロを挟んですぐにサビ
20秒やそこら歌ったらすぐに1サビ。

ここまでの内訳は
イントロ 1分
合唱 20秒
マツケンソロ 20秒

確かに意識的に聞いてみると相当攻めてます・・・。

かっこいい。


5.すかさずブレーク
そして束の間の2メロ2サビを挟んで、すぐさまブレークします。

壮大な間奏に入ります。

そしてこの間奏でもなんの躊躇もなくサビをインストで流します。

しかもインストでサビを流した後は、メロの良いとこどりのインスト。

徹底して曲のテーマとも言えるメロディーをインストで使ってきます。

ここまで勝負球をぼんぼん見せてくる余裕。

かっこいいです。


6.3メロはレコーディング風景
なんてお金のかからないPVなんでしょう。

革ジャンを着てリズムに乗って歌って入るだけで絵になる・・・。

かっこいいです。

しかもところどころで、桜の花のカットやリズムに乗って入るスタッフさんのカットが入る意味不明な演出があるにもかかわらず、突っ込ませない。

僕も先輩に言われるまで違和感を感じませんでした。確かに言われてみればツッコミどころ満載なのですが、突っ込ませないのがこのマツケンサンバです。

かっこいい。


7.終わりは潔い
その割にラスサビは引っ張りません。

最初からフィナーレ感満載だった曲のフィナーレ。

最初から対して盛り上がり曲線は変わっていないにもかかわらず、巧みに組み込まれたマツケンのソロのおかげで、パワー不足を感じさせません。

しかも潔く曲が終わるので、変な物足りなさを聴き手に感じさせず爽やかに終わります。


8.謎の花火、そして消えた5分
最後は遂に花火まで上がってしまいました。

すごいフィナーレです。
未だかつて曲の最後に花火が上がる曲があっただろうか(いやない)。

そしてお気づきでしょうか?

我々は今、人生の時間を5分消費したのです。

このマツケンサンバの演奏時間は5分なんです。

なんて聞き手を飽きさせない5分なのでしょうか。

この演出はかっこいいです。


まとめ〜何故マツケンサンバは飽きないのか?〜
普通ここまで展開のない曲を5分も演奏されたら飽きます。

このマツケンサンバは何故か聴いていて飽きません。

それは巧みな作曲があってこそだを僕は思っています。

この作曲には余裕が感じられます。
メインフレーズである「おーれーおーれーマツケンサンバー」を出し惜しみすることなく使ってきます。それだけでなく、各メロのキャッチフレーズを平気でインストで使ってきます。ここまで手札を出し惜しみしない曲は珍しいです。

その割には巧みにソロを温存します。
メインフレーズやキャッチーなリフを連発する割にはマツケンのソロはものすごく出し惜しみします。最初からフィナーレ感が満載だっただけに、このソロでうまく曲の盛り上がりをコントロールしています。しかもマツケンの曲のマツケンのソロなので盛り上がっていないはずなのにここに注目があつまってしまいます。結果、対して盛り上がりの上下を作らずとも、盛り下がったところで「満足感」と「盛り下がった感」を同時にうまく与えてきます。

動と静の使い分けが上手いです。
そして飽きさせないポイントは他にもあります。この巧みなストップモーションです。サンバと言う踊るリズムの中で「だかだかだんっ!」で決まるストップはものすごい注目を引きます。曲の転換点、ここぞと言うところで曲をストップする作曲には脱帽です。多すぎずしつこすぎない。それでも聴き手を飽きさせない程よいストップの回数は真似できたものではありません。

コミカルな、どちらかといえばネタ曲をいうような曲ですが、実はこの曲はものすごく丁寧に作り込まれた一曲なのです。

やはり、こだわり抜いて丁寧に作られたものは美しいし風化しないものです。僕もいつかこういう編曲ができたら良いなと思います。

そしてこの余裕を醸し出した作曲を自分のものにして、お客さんを飽きさせないマツケン。やはり渋いしかっこいいです。


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