先日茨城の海岸にイルカが160頭だかなんだか打ち上げられたそうで。
その現象が東日本大震災の直前にもあっただとかクライストチャーチでの大地震の直前にもあったとかでtwitterが大地震一色に染まっていてちょっとビックリしてしまいました。
どうも!
まあ結論から言ってしまうと僕は日本人のこういう統計を取らずに過去数回の事例だけをみて騒いだり、ロジカルな根拠のない呪術的な話で盛り上がったり、集団でガヤガヤ騒ぐ文化があまり好きではないですが、こうやって定期的に皆で井戸端会議をして過去から学べるところが日本人の良いところだと思っております。
日本人ってゴシップネタ大好きですよね。
毎回地震の兆候が見られる度にどこからとなく今まで予言を外した事の無い予言者が沸いてでて来て「地震おこるよ!」と言っては消えて行くのです。そりゃ毎回地震の兆候がみられる度に予言者が現れていたらそりゃいつか当たるわな!笑
でもこの予言者を奉る文化こそが日本の文化とも言えると僕は思うのです。例えば朝の占い。あんなものあたるはずも無いのに必死になって見ている人居ますよね。別に否定はしませんし、それで1日用心深くなることで事故が減ったり、プラシーボ効果で1日頑張れたりするなら全然良いと思うのです。でも僕は日本にA型の双子座いったい何人いるんだよって思ってスルーしてますが…。笑
脱線しましたがこの占いって日本人にとってとっても大事なものなんですよ。
その昔恐怖とされていた「天災」と「戦争」。
かつてその天災と戦争の未来を予言することで一躍有名になりあがめられた女性が居ます。皆さんご存知卑弥呼です。彼女は鹿の骨をやくことにやって出来るヒビを見て戦の行方を判断したとかしてないとか言われています。「占いの力をもって国を統治した」なんて書かれている参考書も多いのではないでしょうか?
地震も戦も命に関わる言わば「恐怖」です。
そんな「恐怖」を少しでも感じると直に呪術的な話になるのは今も昔も日本人の変わらないところなんだなと思いました。
※こう言う時に「地震起きないよ!」って予言する予言者が出て来ないの不思議ですよね。地震起きないと明言してしまうと万が一起きた際に責任を問われてしまうからなのかも知れませんね。
こうやって恐怖に直面するたびに呪術師がどこからとなく沸いてでて来て根も葉もない予言を皆が囃し立てて噂話として急激に広がって行く。それでもそのうわさ話があるから過去の歴史を繰り返さずにすむのかなと思います。
東日本大震災から数年が経ち当時はあれだけやれ原発だやれ被災地だの騒いでいたメディアも大分落ち着きました。それでも現地はまだまだ100%復興しきれたわけではないです。数ヶ月前に免許合宿で福島県いわき市を訪れた際に被災地となった海岸沿いを教習で走ったのですが爪痕はまだ深く残っていました。
こうやって。
今回は地震の話でしたが、何かわれわれの今の生活を脅かす天災の恐怖に迫られた際に、立ち止まって過去から学び直せるのって日本の文化の良いところだなと思いました。
何かある度に沸いてでてくる呪術師の話がどれだけ信憑性のある話なのかは分かりませんが、少なくとも過去から学ぶ機会を得られるといった面では呪術師の話も悪く無いなと思いました。
何事もなく週末が終わりまた来週からいつも通りの街でいつも通りの暮らしが出来る幸せな日々が流れるよう祈りつつ。来週に向けて土日で仕事の準備でもしようと思います。
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