最近痛ましい”いじめ”による自殺問題が増えているように感じます。
そして特にここ数年で度が過ぎたいじめにより
被害者の生徒を殺してしまうような問題まで発生するようになりました。
いじめ問題は簡単な問題ではなく
非常にデリケートな問題と言う事を承知で持論を書くと
僕は教育制度とその制度を作っている大人そして
その制度を運用している大人に問題があると思います。
その問題を”いじめている子供”に責任転嫁して
“いじめっこ”を責めているうちは絶対にいじめ問題は
解決しないと強く感じたので記事を書きたいと思います。
これは完全に僕の持論ですが
「いじめっこが他のこどもをいじめているときは
いじめっこはどこか異常な状態にある。」
と思っております。
普通だったら他の子供を殴ったり
他の子供を精神的に追いつめてしまったりしたら
人は良心が傷むはずなのです。
それでもその痛んでいる良心を押し殺して
いじめを続けているうちにとりかえしがつかなくなります。
良心が傷まなくなってしまうのです。
そうすると平気で人を殴ったり
人を傷つけたりできる子供になってしまいます。
僕はいじめを無くすためには
子供がはじめて人を傷つけてしまっている時に
如何に早くその異常事態に気付く事が出来るかに
尽きるのではないかと考えています。
いじめ問題を起こしてしまう子は
何故いじめをしてしまうのか考えてみました。
これも僕の持論なのですが
僕は彼・彼女等は正当防衛のために
いじめをしてしまうのだと思います。
自分を守るためには
自分より弱い人を見つけて自分が優位に立たなければ
自分を保てないからいじめをしてしまうのです。
原因は様々だと思います。
大人に振り向いて欲しいから、
勉強では自分を誇示できないから、
学校や家でのストレスに苦しんでいるから、
兎に角”何か”が子供を追いつめている事は確かです。
いじめをしてしまう子供達ってたぶん
何かに追いつめられているんですよ。
自分より弱い誰かや何かにあたらないと
自分が壊れてしまいそうなんだと思います。
これは完全に僕が恩師の背中から学んだことなのですが
教師って勉強を教える職業じゃなくって
人の成長を見守り生徒と共に成長していく職業だと思います。
果たして昨今のいじめ問題に関わる教師が
それを出来ているのかと問われると
確実に出来ていない所があるのではないかと僕は思うのです。
「いじめをしていた生徒を呼び出して注意した。」
如何なる事情があれいじめは許されることではありません。
そこをハッキリさせる必要は充分にあります。
ただしいじめを行っている生徒の心中察してますか?
先述した通りいじめをしている生徒って
絶対に何かに悩んだり追いつめられたりしていて
その反動で精神が異常になっていじめをしていると思うんですよ。
そこに怒っても逆効果ですし余計に彼・彼女を追いつめるだけです。
昨今の日本企業で流行している言葉を使うならば”パワハラ”ですよ。
“いじめ”はあくまでいじめっ子の精神異常が表面化しただけです。
氷山の一角に過ぎません。
本質的な問題は絶対に他のところにあります。
早くその原因に気付いてあげないと
いじめっ子はいじめにより心を痛めなくなってしまいますし
心が痛まなくなった時に本当にその生徒の心は壊れてしまいます。
1年間ずっと担任している先生。
あなたは生徒の何を見ていますか?
これも前々から度々書いては炎上している内容ですが
「親はなにをやってんだ!」と声を大にして叫びたいです。
正直ありえないですよ!
子供が小学校上がる前から共働きって!
それで生活できないなら生まなきゃ良いじゃないですか!
子供はあんたの子供欲を満たすペットじゃないんですよ!
と僕は声を大にして叫び散らかしたいです。
いじめっ子になってしまう要因として
親の愛情を十分に受ける事が出来なかったって言う要素も
絶対にあります。
特に子供に母性を与える母親からの愛は必要不可欠です。
何かを愛でたり大切に思う気持ちは母の愛からしか得られません。
どうしても何かしらの事情があるならば
祖父母にかわりに面倒を見てもらうとか
もうそれすら出来ない状況ならば
本当に子供が可哀想なので
経済的に子供もつのは無理なんじゃないですかね?
子供が可哀想です。
いじめっ子もいじめられて命を失った子も。
人を殺してやろうと思って育つ子なんて居ません。
居るとしたらどこかで心を痛めて
誰にもその傷に気付いてもらえなかった子供です。
幼稚園や保育園に夜遅くまで子供預けて
あんたらなにやってんの?
これを期に考えるきっかけになったら嬉しいです。
子供をもつと言うのはかなりの覚悟が必要な事です。
趣味に割いていたお金や時間を育児に割く事になります。
時には自分の夢を諦め子供に託すことになるかも知れません。
子供と向き合う覚悟が無いならば絶対に子供は持つべきじゃない。
僕は強くそう思います。
僕の恩師は僕が異国の地に降り立って
英語が全く喋れず泣きじゃくっていた時に
「私は半年で日本語をマスターする。」
「だからお前も頑張れ!勝負だ!」
と言って日本語を本気で勉強してくれました。
定年間近のおばあちゃんでした。
市のE.L.L.の責任者も兼ねたおばあちゃんには
さぞ負担となってに違いありません。
それでも11歳の少年に1人で闘わせなかった彼女を
僕は心から尊敬していますしいつかは自分もそうなりたいと思います。
一年の半分以上家を空けていた父は
絶対に家に居る時は子供との時間を大切にしてくれました。
海外に赴任した時には自分の仕事が忙しく寝る間が無くても
言語の壁に苦しむ家族のために誰よりも寝る時間を削り
土日も1分1秒たりとも休まず仕事か家族サービスに時間を使っていました。
父が趣味に時間を割くようになったのは僕が大学生になってからでした。
僕は間違いなく周囲の大人に恵まれてきました。
沢山のカッコいい大人の背中を見ましたし
僕が道を踏み外した時には本気で向き合ってくれました。
でも最近の大人を見ていて少し異常に思うのです。
夜9時を過ぎても平気で子供を連れ回す大人。
子供が居る所で平気でタバコを吸う大人。
自分の子供を人様に預けているのに偉そうに共働きを自慢する大人。
「親」って言うのは世界で1番つらい職業です。
どんなベンチャー企業よりもブラックです。
でもどんなベンチャー企業よりもやりがいがあって
成長できる職業であると思います。
1日家に居て育児にだけ専念できますか?
仕事で疲れていても土日は子供を預かって
奥さんに休日をプレゼントできますか?
先生。
あんたは子供にだけ勉強させてないですか?
担当教科以外の教科も勉強してますか?
生徒の人生とちゃんと向き合っていますか?
子供って大人が思っている以上に大人の事見ていますよ。
どれだけ反抗期でグレても
どれだけ道を踏み外しても
そこで周りの大人が逃げなければ子供は戻って来ます。
向き合う覚悟こそが
昨今のいじめ問題を解決する
切り札になりうるのではないでしょうか?
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