この記事は、「アカペラアドベントカレンダー2020」の17日目の記事です。
◆アカペラアドベントカレンダー2020 URL
https://media.acappeller.jp/feature/8105/
昨日16日目はこじこじさんの「あなたにとってのリモアカとは? ~コロナと今年の音楽活動の振り返り~」でした!
コロナ禍でのこじこじさんのアカペラ活動から、リモートアカペラを通じたこじこじさんの気付きが綴られております。ラストの痺れる名言まで目が離せない素敵な記事なので、是非、ご覧ください。
カッコいいですよね。
今度、後輩に「先輩にとってのリモアカってなんですか?」と聞かれたらドヤ顔で拝借しようと思います。
どうも!こんにちは!
mokabuu.comを運営しております「つねこー」と申します。突然ですが…
皆さんの印象に一番残っている2020年のニュースは何ですか?
実は僕は連日テレビで流れている「COVID-19」のニュースよりも「Black Lives Matter」が心に残っています。
元は黒人差別撤廃に向けた動きでしたが、広義に捉えることで「あらゆる差別に対する考えを改める機会」になりました。
- 女性パーカスなのに上手い!
- 1年生バンドとは思えないぐらい上手い!
- 黒人のトップコーラスは高音が綺麗だ!
- 英語圏の国出身のリードボーカルは歌がうまい!
など、僕たちは無意識のうちに「年齢」や「性別」や「肌の色」や「国籍」で他人を区別していることに気付かされました。
でも僕は思うのです。
肌の色に優劣ってなくね?
僕は思うのです。
肌の色ってむしろ素敵な個性だよね!
なので、クリスマス目前の今日は「肌の色という個性でハーモニーを奏でる発明」をしたいと思います。
★発明品の概要★
インターネットの世界では「FFFFFF」のように、全ての色が16進数で表現されていると言っても過言ではありません。なので、僕はそこに注目しました。
❶写真に写っている人物の肌の色を解析し、
❷肌の色を16進数で表現し、
❸10進数に直した上で、
❹そのHzの音を鳴らす装置
を開発しようと思います。
個性である肌の色がそれぞれの音色を出して、1つのハーモニーを奏でる、いわば人種を超えた桃源郷のようなプログラムです。
僕はこれでノーベル平和賞を目指します。
つねこーは天才エンジニアなので、神羅万物、何でも作れますが、流石に一瞬でプログラムをかけるわけではないので、我が家の可愛いフェレットの写真でもみて、しばしご歓談ください。
完成ですッ!!!
ちなみに一説によれば、僕が用いたPythonというプログラミング言語を操るエンジニアの平均的な時給単価は3,000 – 3,500円程度とのことです(2020/12/16 時点)。
では、実際に「7000円のプログラム」を動かして行きます。
使う写真はこちらの写真です。
駅前の交番の壁に貼ってあった写真ではなく僕です。
「地産地消」を掲げるmokabuu.comでは、著者が身を以てプログラムを検証することになっています。
僕の肌の色は…
E4B78Dを10進数に直すと…
“14989197”
になります。では実際に14989197Hzの音を鳴らしてみましょう。
いざ、7000円の音を拝聴!!!
〔出典〕https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%B4%E8%A6%9A
ヒトでは通常、下は20Hz程度から、上は(個人差があるが)15,000Hzから20,000Hz程度までの鼓膜振動を音として感じることができ、この周波数帯域を可聴域という。可聴域を超えた周波数の音は超音波という。
なるほど。
ちなみに今回僕が聴いた音は14989197Hz(≒14989kHz)です。
僕は知らぬ間に超音波を喰らっていたようです。
ポケモンでいうところのズバットがしつこく繰り出してきて、無視し続けると混乱してしまう恐ろしい技です。
〔ご参考〕ズバットの図
自分に超音波を晒し続ける勇気も度胸もないので、プログラムを改修しようと思います。
人間の可聴域を参考に、000000を20Hzとし、FFFFFFを15000Hzと定義することにしました。
これであらゆる色を音として認識できるようになるはずです!ちなみにプログラムを修正することで、プログラムの単価は10,000円を超えました。
10,000円のビープ音を聴きたいと思います。
ちなみに先ほどの4989197Hzは13401.387Hzとなったので、今度こそ人間の可聴域に入ったはずです。
いや!確かに音は聴こえるのです!
聴こえるのですが…。
モスキート音!!!
たぶん安易にmokabuu.comに音源をアップロードしようものならば逮捕されるレベルの不快な音がなりました。
完全に深夜のコンビニの前でヤンキーがたむろしないように流れている「あの甲高いノイズ」が耳の奥に刺さります。
僕の耳もまだ若かったんだという喜びと、激しい頭痛に襲われながら、プログラム改修について考えました。
※書き出された音源です。自己責任で他人に迷惑をかけない範囲で再生ください。
色々調べた結果、hiCがだいたい「523.25Hz」ぐらいということが分かりました。
一方でlowCがだいたい「65.406Hz」ぐらいだそうです。
“サンタクロース”ならぬ”サタン・クライシス”による「超音波」と「モスキート音」のプレゼントで耳がおかしくなったので、プログラムを改修し、lowCからhiCまでの音域に変換されるようにしました。
サタンは地獄の長である悪魔、クライシスは危機、サタン・クライシスは地獄の長であるサタンが発した超音波とモスキート音により危機的状況に陥ったクリスマスを指す造語です。
…。
ちょっと自分でも何を言っているか分かりませんが、たぶん超音波で混乱したのだと思います。
ちなみに改修後のプログラムでは僕の肌の音は「467.485Hz」なので、調子に乗った高音男子がhiB(高いシ)を出そうとして失敗しちゃった時ぐらいの微妙な音になります。
ここまでの開発時間は4時間、お金にすると14,000円程度のプログラムになります。これからはバンドの高音男子がハイトーンに失敗した時は、14,000円の価値ある失敗だったと捉えることにします。
※書き出された音源です。自己責任で他人に迷惑をかけない範囲で再生ください。
せっかくプログラムが完成したので、肌の色でハーモニーを奏でるという本来の趣旨にのっとり、家族とハモってみることにしました!
協力者は生まれたばかりの息子です!
彼はまだ歌えませんが、肌の色で父との人生初のハモリに挑戦します!
息子の美しい肌は「F4D7C9」になります。
父お手製のプログラムでHzに直すと500.445Hzです。これはhiB(高いシ)がちょっと上ずってしまったぐらいの音になります。
※書き出された音源です。自己責任で他人に迷惑をかけない範囲で再生ください。
僕の肌の音色が低めのhiB、息子の肌の音色が高めのhiBという、何ともユニゾンに失敗したような、ここにアップロードすることも憚られる(はばかられる)ような和音が出来上がりました…。
ピッチ感が陰険な父とは異なり「俺は親父の言う通りにはならない!プラス思考で明るく前向きに高みを目指すんだ!」と言う強い意志を感じました。
※書き出された音源です。自己責任で他人に迷惑をかけない範囲で再生ください。
しかし、僕はこのプログラムを「素敵な音色を奏でるため」に作ったのです。
不完全燃焼のユニゾンでは終われません。
なので最後に、自分の肌の色とハモってくれるであろうおおよその色を逆算してみました。
僕の肌の音は「467.485Hz」なので、失敗したhiBではなく、hiA#/hiB♭と捉えましょう。
F#/G♭の方となら、綺麗な3度がなるかもしれません。
D#/E♭の方と5度を狙うのも熱いです。
はたまたオクターブという案も!
とにかく僕は和音に飢えているのです。
では、これらの音が何色に当たるのか調べてみました。
それぞれ以下のように仮定します。
D#/E♭ = 311.126Hz
F#/G♭ = 369.994Hz
A#/B♭ = 233.081Hz
なのでこれをプログラムにかけると、
D#/E♭ = 983805
F#/G♭ = B5050C
A#/B♭ = 7208EB
になります。
これがどんな色かと言うと…
運命の人を探すのが僕の今後の人生の楽しみになりそうです。
ただ、出会い頭に「君の肌の音色と僕の肌の音色で素敵なハーモニーを奏でようぜ!」と言うと冒頭の顔写真が本当に交番に貼られかねないので、肌の色でハモるのが世界的なブームになることを祈っています。
最後に皆さんに質問です。
Q. 次の音のうち一番優れた音はどの音だと思いますか?
- D#/E♭
- F#/G♭
- A#/B♭
たぶん、答えって出ないと思いますし、出しようが無いと思うんですよ。
出たとしても、ただの「好み」でしかないですよね。
これと同じで、肌の色や目の色、人種や性別に優劣なんか無いと思うんです。
人を、肌の色で差別するのは、ある種「F#/G♭」や「D#/E♭」と言う音が劣っていると言うぐらい滑稽なことであると信じています。
ちなみに、この記事を執筆しているのが「12/16 午前2時」です。
開発作業に伴い、ひたすら超音波とモスキート音を発していたら、妻に物凄い勢いで書斎のドアを閉められました。
深夜に寝ている人の隣で超音波やモスキート音を発する行為は下劣であるようなので、皆さんは円満な人間関係のためにも、深夜に超音波とモスキート音を発しないよう気をつけてください!
愛すべき家族がサタンになり、家庭にクライシスが訪れます…。
★明日の記事★
さて!18日目の明日の記事は…。
「メンバーに最大限の力を出してもらおう」ですッ!
これを読んで、家庭のクライシスを収めるために、家族のメンバーに最大限の力を出してもらおうと思います。
明日もお楽しみに!!!
Special Thanks
今回プログラムの実装にあたり、以下の記事を参考にしました。
モリカトロン開発者ブログ様、素敵な記事、有り難うございました!
もしよろしければ昨年の記事もお読みいただけますと幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。