例えばこんな楽譜。
ここのC7のところの音について今日は記事を書きたいと思います。
ちなみにここは「C7」は正解で、「C」は不正解です。
なんでかわかりますか?
音楽は数学です。
しっかりと考え抜いて理屈を紐解いていくと正解が見つかります。
今日は、C7sus4を一例に、そのプロセスを紹介します。
ちなみに、音楽は数学というのは僕の言葉ではなく、もっと偉い人たちのお言葉です。
参考:「音楽は数学だ」 東京女子流の楽曲に秘められた音づくりの理論
それぞれの音が上がるか下がるかに着目してください。
C7sus4からCにいくと、
BがCに上がる
FがEに下がる
と言う矛盾が発生しますよね。
つまり盛り上げたいのか、盛り下げたいのか分からんわけです。
後半でCを使いたい場合はC7sus2を使って
BがCに上がる
DがEに上がる
と、すべきではないでしょうか?
こんな具合に。
それか、同じくCを使うにあたって、
Csus4を使うことで、
FがEに下がる
だけの動きを限定してしまうのも良いでしょう。
1音目にC7sus4をおいた時点で、次の1手は盛り下げる1手、それもC7に限定されるんです。音の動きの観点から。
ちなみに、Csus4からのC7は微妙ですね。
やりたいことは理解できますが、解決を遅らせた後にテンションってのは微妙です。
だったら、解決を遅らせる時点からテンションであるべきです。
解決するかと思ったら、別の事案が発生した、ってのがこの流れですね(ダメな例です)。
こんな感じで、音楽はしっかり考えれば、正解ってあるんです。
ただ、音を楽しむために、そこまで突き詰めるかって議論もあるかと思いますが。
僕の好きなこの曲なんかもBメロで「Gsus4, G, Em」ってな感じで、しっかりと終息に向かってsus4をうまく利用していますね!
サビでも「Gsus4, G」で落とした上で「C」で決めています。
こういう作りを見ると、さすがプロだなと感じますね!
ちなみに、こんな指摘が出てきたら面白くないですか?
例えば下記。
同じ7thでもMaj7なのか、という観点ですね。
C7sus4からC7と盛り下げたなら、次のメロでは平行調のAmに行くとより盛り下がりが助長されますよね。
そのときにB,Bb,Aといくと動きが滑らかになるので、これはこれでありです。
ただし、デメリットとして、音の動きにCのキーにはないBbの音を登場させると言う手法が混じるため、情報量がtoo muchになる可能性もあります。
ってな感じの鋭いツッコミをお待ちしております!
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2 comments to this article
いや、まだ
on 2018/11/05 at 00:12 -
*掲載や返信は不要です
*私はコードについてあまり詳しくないので、間違っていたら無視してください
*また、論旨とは離れている可能性があります
五線譜で示されている和音と、コードで示されている和音が異なってはいないでしょうか?
例えば、画像の最初で示した和音(ド、ファ、ソ、シ)の表記は
CM7sus4 (シー・メジャーセブンス・サスペンデッドフォー) ではないでしょうか?
C7の構成音は、ド、ミ、ソ、bシ
CM7の構成音は、ド、ミ、ソ、シ
と認識しているのですが・・・
mokabuu
on 2018/11/06 at 23:11 -
コメントありがとうございます!
厳密に表記したらご指摘の通り「CM7」とか「Cmaj7」と表記すべきですね!
わざわざMを入れるのが手間だったので端折ってました・・・。すみません・・・。