春になり暖かくなって来ている。
春になり雪が溶け眠っていた命が目覚めるように、冬に哲学された思考が目覚めるのも春のように感じる。
現に最近色んな「悩み」を同期や後輩の口から耳にする機会も増えている。
そんなみんなの悩みを聴いていて思った事を記事にしたい。
「沢山悩めば良いじゃないか!」
最近、悩みを聴いている同期や後輩は皆サークルの仲間なので、サークルに限定して記事をかきたい。
多くの皆さんがご存知の通り僕はアカペラサークルに所属している。そして僕の所属するサークルは200人規模の大きなサークルである。
大きなサークルであるが故に人前でマイクを握り歌える人は一握りである。マイクを握りサークルの代表として歌う為には数々の厳しいオーディションを通過しなければならない。
言い換えてしまえばオーディションに通過しなければ歌えないのだ。
どんな綺麗ごとを言ってもアカペラサークルに所属しているからには歌えなければ楽しく無い、と僕は思っている。
もちろん裏方に特化して裏方として楽しむ事もできるが、現実問題そのような関わり方を実践できている人は少数に思える。
だからこそ、自分が歌えないステージの裏方をし続けるのは容易な事ではない。常にどこかしらで自分を騙し騙ししながら自身のモチベーションを高く保つ必要がある。なかなかに厳しい事である。
そんな時僕は沢山悩めば良いと思っている。
寧ろ沢山苦しめば良いと思っている。
現に僕は1年生の時は常に”落ちる側”にいた。ステージで輝いている同期を見て涙を飲んだ日もあった。自分がサークルに関わる意味や歌う意味について考えた日もあった。苦しい事の方が圧倒的に多かった。
だからこそ、いざ守るもの(後輩)が出来た時に沢山考える事が出来た。
自分が辛い思いをした分後輩に辛い思いをさせたくないと沢山試行錯誤もした。その結果がお節介になってしまったり、ありがた迷惑になってしまったりしたこともあったろう。十人十色、絶対に100%同じ考えを持つ人間等いない故に的外れな事もあったろう。
しかし悩んだ分だけ、苦しんだ分だけ、考える事は出来たと思っている。
特に自分が好きな後輩、大切に想う後輩が傷つき涙したりうな垂れている姿を見て悲しくない人は居ないはずである。
そう言う時に自分が悩んだ分だけ、苦しんだ分だけ、相手の気持ちがわかると想っている。時にはただ話を聴くだけでも良い。一緒に考えても良い。なんだってよい。悩んだ分だけ、苦しんだ分だけ、人は強くなれるしその力は自分のためだけじゃなくって人の為の力に、優しさになる。
「尊敬出来る人が居ない。」
別に良いじゃないか。そうしたら自分が自分の理想の先輩になって後輩に接すれば良い。
悩んだだけ、苦しんだだけ人は魅力的な人間になれる。「あの時こんな人が居てくれれば」と思ったのならば自分がその「こんな人」になれば良い。
「格好良いところを見せ続けるのが辛い。」
別に良いじゃないか。
人前で頑張って笑顔で居る分、1人になったら泣いても良いと僕は思う。1人2人ぐらい信頼出来る友人や先輩いるでしょ?どうしても見せられない格好悪い姿だって誰かに見せないと!
僕なんか執行代最後のサークルライブの全体合唱に最後の最後まで乗る気になれず、同期が最高のパフォーマンスをしているのを1人放心しながら廊下で聴いていましたよ。僕ってこんなに格好悪い人間ですがなんだかんだ愛してもらえてますよ。笑
※その時のサークルライブには51バンド約70曲がエントリーされ、13バンド13曲がオーディションを通過しておりました。僕は7バンド13曲エントリーし全滅しました。
今悩んでいるサークルの仲間に伝えたい。
だから「一緒に沢山悩もうぜ!」ってね。笑
最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。