慶應SFCってどんなところ?


yahoo知恵袋をサーフィンしていたらこんな質問こんな質問を見かけました。

意外に慶應SFCってその魅力や現実がフェアにとりあげられている事ってないのかな?と思います。2科目受験だったり、僻地にあったり、と言う事もありかつての西洋人が東洋人を見ていたかのような目で見られる事も少なくはないです。

そんな偏見を正したくって記事を書きました!
2014年春から4年生、慶應SFCの4年生が独断と偏見でSFCの魅力について語ります。



【受験】

よく一般的にネットで見かけるのは、

  • 推薦入試生が一般入試生はプレゼンも慣れていないしダメと言っている主張
  • 一般入試生が推薦入試生は一般的な受験勉強をして来ていないから教養が少ないと言っている主張

の2つかと思います。
ちなみに誤解を恐れずに言ってしまうとSFCで評価されるのは受験の知識よりも自分で考えて行動するAO入試的な能力です。

かといって、一般入試生の主張が間違っているわけではありません。
知っているはずの事を知らないAO入試生も多いように思われます。だから一緒にグループワーク(SFCでは複数人で課題に取り組むグループワークが多いです)をしている際に「歴史や理由を考えずに自分の理想だけで動き理想と現実のギャップに挫折してしまう人が多い」印象があります。

一般入試を考えている方は、「詰め込み型の暗記」をするのではなく「自分で考える癖」をつけましょう。小論文にも生きてくるかと思います。

AO入試をした方は、そこで受験勉強を辞めずにセンター試験で5教科7科目で一定の点数をとってみると良いでしょう。一点特化ではなく幅広い教養を身につける事はあなたにとってもプラスになるはずです。


【プログラミングを勉強したい】

「意識の高い学生」に限ってプログラミングを勉強したくてここにきました!と言って入学してきます。僕もそんな学生の1人でした。

誤解を恐れずに言います。プログラミングを使って何がしたいのかわかっていない場合SFCはあまりオススメしません。プログラミングを選考しているうちにプログラミングをつかって何がしたいのかなあなあになり、結局実用的なスキルがつかないまま卒業を迎える事になってしまいます。

プログラミングといっても色々あります。プログラマになりたいのか、SEになりたいのか、サーバーエンジニアになりたいのか、これだけでも方向性がかなり異なってくるのがプログラミングです。これは僕の主観ですが、機械工学をやりたいのならばMacが浸透しているSFCはあまりオススメしません。UC Berkeleyに通う友人曰くシリコンバレーでは機械工学を選考している人は皆windowsを使うようです。

僕はそっち系は疎いのでなんとも言えませんが…。
ちなみに個人的にSFCは映像編集等のデザイン系が強いように思えます。年間の学費が120万を越えている所以も、一個何万円もするソフトウェアが大量に学校のMacにインストールされているからではないでしょうか?


【大学生活】

「やりたい事」を一個決めるのが大切です。

SFCは本当になんでも出来ます。でも実際に「全部出来る」は「何も出来ない」と同じです。自分が何をしたいのか入学前にしっかりと考え、それを紙等に大きく書き出しておきましょう。何でも出来てしまうキャンパスなので、しっかりと自分で自分の軸を決めないとブレにブレてしまいます。僕もぶれた結果、父に「お前は社会起業家にでもなるのか?!」とおしかりを受けた事があります。

そして、「経済」や「語学」が勉強したい人は是非他の大学に行く事をオススメします。
誤解を恐れずに厳しい言い方をしてしまうと「経済」や「語学」を学びたいにも関わらずSFCに来る意味がわからないです。「経済学」のフィールドにおいて経済学部出身の学者と環境情報学部出身の学者、どっちが信用できますか?笑

たまに居るんです。
「経済がやりたくてきました!」「語学が好きです!」って1年生。やはり4年生のこの時期ということもあり、シビアな言い方をしてしまうと就職活動の際にめちゃくちゃ不利になります。

どうしてもSFCで「経済学」や「語学」を学びたい場合は、何故SFCでなければ行けないのか紙に書き出して1個1個論破していってください。論破されない理由をしっかりと紙に書き出せるようならば軸がしっかりとしている証拠です。そういう方にはSFCは天国のような環境でしょうし、とことんあなたの良さを伸ばせる環境だとも思います。

ちなみにSFCはサークル活動も充実しています。
中にはSFCのサークルにどうしても入りたくてSFCに来る学生さんもいらっしゃいます。うちのサークル、オススメですよ。笑


【SFCに入る為に】

SFCに入る為に。
僕は英語受験なのでこと英語受験に関して述べさせていただきます。

ちなみに僕、あれほどSFCで「語学」を学ぶ事を否定しましたが「第二言語習得ゼミ」に所属し「英語の教授法」と「実用的な英語」を元に「初頭英語教育に置ける英語教育の活動案」について研究しております。そんなゼミに所属している僕だからこそ言えるSFCの英語のポイントを。

「語用論」が大切です。
単語の暗記や、受験でよく使われる長文読解の裏技は意味がないと言っても過言ではありません。

語用論って何よ?って話ですよね。ごめんなさい。笑

僕「おい!ポチ(後輩のあだ名)!らーめん行くぞ!」
ポチ「お昼らーめんだったんですよ!」

僕「おい!ポチ!昼何くったんだよ?」
ポチ「お昼らーめんだったんですよ!」

ではポチの台詞の意味が変わってきますよね?
前者のように【言葉×状況】で意味を判断するのが語用論です。ちなみに後者のように字面通りの意味を扱う分野を意味論と言います。

SFCの入試では前者の語用論が大切なように思えます。
ネイティブなら…。この感覚を大切に問題を説いてみてください。意外に常識に捕われない事が大切です。有名なものだと皮肉表現とかありますしね。

日本語でも皮肉って字面どおりの意味じゃ捉えませんよね?


朝6時です。笑

SFCに入ると割と多くの学生が一人暮らしをします(湘南の山奥にキャンパスがあるのでアクセスが悪いのです)。

僕のように生活リズムを乱さず健全な生活を送るよう心がけましょう。笑


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