新しいことを始める時に考えたいこと。


「過去から自由になる、一つの方法を提示します。それは、過去にやった事をすべて禁止する事です。」

僕のサークルのかなりうえの先輩がFacebookに投稿していて非常に素晴らしい考えだと思った。しかも僕は今3月中のインターンシップを通じて非常に意識が高い状態にあるのでこの「過去から自由になる方法」について非常に考えさせられた。

しかしただの賛成意見を述べても非常に面白くないので僕は「過去から自由になる前にすべきこと」を書いて行きたいと思う。


過去から自由になるためにはまずは歴史を知る必要があるのは言うまでもない。

何故その歴史が存在したか「理由」まで知っておく必要があると僕は思う。そうでないと安易な「良いじゃん!」だけで歴史をねじ曲げてしまったら元のメリットが全く失われたり、新しく発生するデメリットの連続で計画が座礁してしまったりするからである。


例えば食材配送サービス会社が昨今のデジタル化に伴い買い紙媒体の注文証を廃止し全て一元してweb化したとしよう。もちろん従業員の手間は大幅に省けるし、注文する側もワンクリックで注文できるので非常に便利である。一見ね。

ただし田舎に住む近所にスーパーマーケット等がないご老人はどうするのだろうか?もちろんwebなど知るわけも無い。そういう人たちに食材が行き渡らなくなりはしないだろうか?

なんで紙媒体の注文証が未だに残っているのか?その理由を知っておく必要があると言うことだ。


次に座礁しないためには想定されるデメリットをつぶしておく必要がある。

例えばだ。5個入りのイカを1個注文したとする。しかしPCでの注文には当然ミスタイプや誤入力誤変換がつきものである。そんなとき11個のイカが届いたらどうなるだろうか?55匹のイカをどうやって処理しろと言うのだ。実際に僕の実家で一度あった事件だ。僕は1週間イカを食べ続けたのだ。

これはありえない注文量を受理する前にアラートを返すことで事前に防ぐことが出来たかも知れない。そういう細かいところを洗いざらい思いつくだけ思い起こして対策をこうじるべきである。


またその新しい試みは誰にメリットがあるのか考える必要がある。

昨日現サークル幹部を務めている後輩に一言厳しい罵声を浴びせてしまったのを今僕は猛烈に反省している。ことの発端は彼が「入会届を一元してweb化する」と言ったことだった。僕は一元してweb化することには猛烈に反対である。自作のphp等ではなくgoogle documentでやるならば尚のこと反対である。


彼は接客チームに机を並べてもらってそこにPCを5台程並べて並んでもらってそこで入力してもらう、と言っていた。ここで誰にメリットがあるのか考えたい。

毎年50人以上の1年生が入るサークルである。
5個のPCの前に各10にんずつ並んでいる状況を想像しただけで入会したくなくなるのは僕だけだろうか?

QRコードを渡してスマホでもかけるようにすると言っていたが、それもどうかと思う。スマホで自分の住所を打ち込むのってだるくはないだおるか?スマホで自分のLINE IDを打ち込むのって面倒くさくないだろうか?手で殴り書いたほうがよほど早いし並ばなくてすむと僕は思う。


実際にwebで一元管理すれば後輩は楽なのである。
彼の役職は名簿とサークル員の管理である。新入生50人分の大量のデータを手打ちするのは気が遠くなる作業である。しかしここではお客様は新入生、常に誰にとってメリットのある「新しいこと」なのか考えることは大事なのではないだろうか?


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