【アカペラ】アカペラサークル1年目で知っておきたかったこと。


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先日久々にサークルの先輩方(主に上のOBの方々)と話す機会に恵まれまして。
久々に自身が1年生だった頃を思い出させられました。そりゃもう生意気で過信ばかりのどうしようもないやつだったわけですが、そんな僕の良かったところや成長したところを先輩方が褒めてくださって。23歳になっても誰かに見守っていただけてるのは本当に嬉しい物です。

そしてサークル生活4年目になってはじめて気がつくところとかも非常に多く。僕が1年生の時に知っておきたかった事を少し書けたらなと思います。

タイトルだけインスパイアされています。笑



【①まずは聴こう】

常に「まずは相手の考えを聴こう」と言うところです。
恥ずかしながら僕がバンドでこれをできるようになったのは3年生になってからでした。人によって音楽経験も違います。そこに人間的優劣などもちろんありませんし、人には人それぞれの考えや意図があります。

頭ごなしに「ここはこう!」と言ったり「これはこう!」と言うのではなくまずは「なんでそうしているのか?」を相手から聞き出すことこそ大切だと僕は思います。

僕のパートはボイスパーカッションでしてこれは一種の職人芸です。
6人中1人のボイスパーカッションは経験と知識が物を言います。しかしながらコーラスを担っているメンバーの意見に素直に耳を傾けてみる自分には考えつかなかったアイディアやアプローチが必ず含まれています。

「これはこうなんだ!」ではなく柔軟に聴く耳を持つ事はこの上なく大切です。

そして意見を聴き続ける事で皆で常に考えながら練習に取り組む事もできるようになりますよ!!!


【②先輩を尊敬するべし】

いままでに音楽経験があると「俺先輩より上手い」みたいな根も葉もない自信がどこからとなく湧いてくる物です。僕もドラム経験があったため実際に1年生の時に、どこからとなく湧いて出た過信から1つ上の代の先輩を舐め腐っていました。

なので2つ上や3つ上の代の先輩に教えを請う度に「お前の1つ上の代のあいつを見習え」と言われて内心何故と思いつつ悔しさを感じていました。しかし「あいつの”ここ”を見習え!」と言われるうちにだんだんと僕の過信は消え…。

まあ結論から言ってしまうと半年で僕の過信は粉々に砕け1つ上のその先輩と一緒にベースパーカスセッションでパーカッションバトルをさせていただいた際に僕の自信は消え失せました。

今思うと先輩の足下にも及ばなかった僕がよくそんな根も葉もない自信をもったものだと思います。

その後僕は素直にその先輩を尊敬し、先輩の技を盗めるだけ盗むように努力し、また先輩にない自分の強みを磨くように努力し、先輩の卒業まで先輩にアドバイスを求めたり先輩の演奏を聴き込んだりしました。もっと早く1年生の初期から素直に自分の実力を見つめ過信をせずにいられたらと思う事は多々あります。

先輩は皆偉大です。
サークル4年生になったいまでも先輩方の音源を聴く度にそう思うのですからそれは間違いないです。素直に先輩を尊敬し、先輩から学べるだけ学ぶ事は上達への最短ルートです。


【③楽しく歌うために上手くなるは違う】

僕は2年生になる頃に自分の実力が足りないなりにも「実力主義」に傾倒しました。

いま思うと嘗て無い愚行だったと思います。阿呆です阿呆。「強いが正義」みたいに「上手いが正義」と振りかざして市民をぶった切って行く様は僕の黒歴史です。

しかしながらヘラヘラとぼけーっと歌うのは時間の無駄です。
「昨日出来なかった事が今日皆で出来るようになる」これが喜びであり楽しさなんじゃないかな?と思います。「昨日よりもステップアップ」することに喜びを見いだす事で「皆で楽しく歌いながら上達できる」と僕は気付きました。


これに関しては僕は同期でありベースパーカスとして僕と4年間歌って来たくれた友人を心より尊敬しています。彼は僕の自慢です。

彼は絶対音感を保持しており音程に関してはかなり正確なのですが、メンバーが音を外してしまったり上手く和音をならせなかった際に絶対にメンバーを責めるような行為はしません。

「大丈夫だよ!」
「じゃあもう一回みんなで一緒にやってみようか!」

と出来るまでやってメンバーに感覚を掴ませます。こうやって皆で出来なかった事が出来るようになって行く事で歌の上達歌うことへの楽しさって両立出切るんじゃないかなと彼と歌っていて気付けました。

後輩に”残す”ということ

この記事にも書かれているように彼は常に「相手の意志を確認」しながらフィードバックや練習を行います。だからこそ彼とは沢山喧嘩して沢山意気投合して今迄一緒に良い音楽を作ろうとしてこれたのかなと思います。


【④わからないならわかるまで勉強しろ!】

よく言われるのが「私はパーカスじゃないからパーカスのことはわからない。」と言う言葉ですね。もうね、思うんですよ言われる度に。「ふざけんなよ!」と。

僕は別に間違った事を言うのが悪い事だとは思いません。
むしろ言わないよりも余程マシだとおもいます。でも勉強せずに適当なこと言って挙げ句の果てに「わからない!」は酷いですよね。

そんなこと言ってしまえば僕だってコーラスのことはわからないしベースのこともリードのこともわからないです。でも徹底的に原曲を聴き込んだり楽典や書店で売られている参考書を読むだけで大分知識やノウハウって培う事ができます。最低限そうやって勉強して「こういう考え方・やり方もあるらしいよ!」ってぐらい言えるようになるべきなんじゃないかな?と僕は思います。

言うだけなら簡単です。
でもそこに説得力を持たせるとなるともうワンプッシュ必要です。「自分のパートではないから」丸投げにするのは信頼ではなく怠惰です。①で書いた事と繋がってきますが、お互いがお互いに意見を聴き合える環境が出来るとバンドもサークルも凄く良くなると僕は思います。


【⑤意見を言い合えるではなく聴き合える】

ここで僕がポイントにしたいのは、意見を「聴き合える」と言う事です。

人って予期せぬタイミングで相手から何かを言われるのと、自分から聴いて相手から言葉を引き出すのでは圧倒的に後者の方が精神的ストレスが少ないんです。また相手の何かが気に食わなかった際にも「YOU・そこ・ダメ!」と言い合うのではなく「YOU・なぜ・そうした?」とお互いの意図を聴き合った上で「YOU・じゃあ・これはどう?」と意見を提示し合える方が余程議論も気持ちよいものです。


まとめ
相手の意見を積極的に聴き合い、お互いに理解し合えるまでお互いのパートを研究し、皆で一丸となって前進していくことでバンドは良くなると思います。

そのためにも、先輩の意見や話は積極的に聴いてみましょう。
そして自戒を込めて。先輩も後輩の話をきちんと聴いた上で対等な立場から、わざわざ話を聴きに来てくれた後輩に感謝と敬意を込めて話せたら更に更に良くなって行くんじゃないかな?と思いました。


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