【考察】定額で楽曲聴き放題の世の中で音楽でマネタイズするのが如何に難しいか考えてみた-2019年 夏 Ver.-


定額で音楽聴き放題ってやばくない?!

先日こんなツイートを見かけました。

これ、実際大変なことじゃないですか?

アーティストの皆さん本当にマネタイズ大変だと思います。

いや、冗談じゃなくて。

なので、
✔︎如何にマネタイズが大変なのか

✔︎自分だったらどうやってマネタイズするか
考えてみました。



iTunesで1曲いくらで売れると思います?

金額設定が公開されいていて、試算しやすそうなiTunesを例に考えてみました。

iTunesで200円の曲が売れると、118円の収益が還元されるそうです。

参考:https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/1026748.html

つまり10,000曲売れたら、¥1,180,000の売り上げが出ます。

 

アカペラの6人バンドで1人¥1,000,000ゲットしようと思ったら、

¥1,000,000 x 6人 / ¥118 ≒ 50850

だいたい50,850ダウンロードしてもらう必要があります。


日本で爆売れしてるシングルってひと月で何枚CD売れてるの?

参考:https://www.oricon.co.jp/rank/js/m/2019-07/

2019年7月の情報を見る限りでは、1位は757,970枚売れているようです。

先述したiTunesの¥118に当てはめると、¥89,440,460になります。だいぶよくわからない数字ですね。笑

では、50,850枚(ダウンロード)って何位ぐらいなのでしょうか?

2019年7月だと13位(かすかに、君だった。 / M!LK)が51,104枚で50,850に一番近い数字を出していました。


そもそも13位ってすごくね?

そもそも13位ってすごくないですか?

僕、アカペラが大好きなのでついアカペラ視点で考えちゃうんですけど、オリコンランキングで13位とったことのあるアカペラグループってゴスペラーズさんRAG FAIRさんぐらいしか思い浮かばないです。

しかも時代はどんどん音楽聴き放題定額サービスの方向に流れています。500円で聴き放題なのに、わざわざ200円出して楽曲を買うことはますます減ると思います。

その中で50,850枚(ダウンロード)売らなければ6人バンドは月収100万円に満たないのです。

しかもMV撮影費用とかレコーディング費用も楽曲の売り上げから引かれていくと思うと、なかなかに世知辛いです。


じゃあお前ならどうすんの?

僕は時代に逆行するのが嫌いです。嫌いっていうかナンセンスだと思っています。

だから「このままじゃ芸術が廃れるから文化的活動に保護を!」とかいうつもりは全くないです。

そもそも楽曲1曲に対して1000円払わないとCDを買えない価格設定が庶民には高すぎたんですよ。

お金が無い人からお金を得ようとするのは経済活動の原理・原則に反しています。

じゃあ音楽家は誰からお金を取るべきなのか?

それはお金を持っている人だと思います。

テレビ番組・映画・YouTubeチャンネルから依頼を受けて、楽曲提供するのが生き残る術だと思います。

iTunesでお金を持っていない人達に200円ちょうだいとせがむよりも、主題歌/挿入歌を書き下ろした時にもらえるフィーの方が大きいのは言うまでも無いです。さらに、それがきっかけで、楽曲をいろんなところで使ってもらえたら、そこでさらに音楽活動資金が集まりますよね!

もちろんそれができるのはホンの一握りのアーティストで、それまではYouTubeやiTunes Storeで地道に知ってもらうための活動を続けるほか無いですが、ただのインディーズバンドだったヤバイTシャツ屋さんが色んなメーカーやメディアに癒着しているのを見ると、絵に描いたように成功していて凄いなと思いますし、夢があるなと思います。


まとめ

CDや楽曲を売るのが難しくなっている今、しっかりとお金をもった団体に認めてもらって、楽曲を使ってもらうことが凄く大事になっているように感じます。


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