たまーにtwitterやまとめサイトで「AIを導入しない企業エピソード」を見かけることがあります。
その中の90%は「日本企業は人力作業ばっかりで遅れている!」って趣旨のものなのですが、僕は「AIが流行しない理由は導入企業ではなくAIの導入部隊にある」と思っています。
導入コンサルタントとか、AIを作っているプロダクトマネージャーの中に、「AIでこの仕事を置き換えられる!無くせる!」とか平気でいう人がいるのですが僕は彼らのコミュニケーション能力の低さが日本企業のAI導入の一番の障壁だと思っています。
なんで導入するのに
「あなたがたの仕事なくすよ」
って脅迫するのでしょうか?
脅迫したら相手だって当然身構えますよね?
「人工知能の開発するぐらいなら自動的にプログラム作ってくれるコードかける人の方が需要あるし、人工知能作ってるやつの仕事とか10年後はないから!」
なんて言われたらエンジニアだって目を血走らせて反論するでしょう。それと同じことやってるんですよ。センスのない現場の導入者は。
センスないですよね!
はっきりいってこういうセンスのない導入しているうちは日本のBtoBのIT業界は発展しないと思っています。
プロジェクトの関係者の相関を意識して全体の統制をはかれないとダメなのです。経営者だけがYESならYESではないのです。結局、システム化AI化の恩恵を受けるのは現場なんですから。
目の前の経営者に人件費削減の話するだけなら中学生や高校生でもできますよね!
マジでセンスがないです。
経営者にはなんてメリットを伝えるか、現場の従業員にはなんてメリットを伝えるか、常にAIの導入が関係者それぞれにどのような恩恵があるのか考えないとダメです。
じゃあ仮に今の「総務部」の仕事がAIになるとしましょう。
今「総務部」にいる人にはどのような恩恵がありますか?彼らはAIに代替されるべき能無しですか?
そうじゃないでしょう!
AIが入るから総務部の仕事がどういう風に楽になるのか!
どれぐらい仕事が減るのか!
そのぶんの時間で何ができるようになるのか、どういうことをやることになるのか!
中学生の未来日記じゃないので、”最低でも”ここらへんまで考えて初めて導入を提案してほしいものですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。