【S.L.A.】日本語補習校と日本語と英語


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本日ゼミで今学期の最終発表をしてきました。
僕は「第二言語習得」について卒論を書く予定で、具体的には「初等教育に置ける英語教育の是非と活動案」について取り組んで行く予定です。

日本の中学生ってやっぱり「受験に受かるための英語」を学びたいんですよね。まあ当たり前の話です(Benesseが実施したアンケートを参照しました)

でも国の動きとしては「話せる英語」を目指しているようで。
僕の研究は「如何に受験英語を話せる英語として教えられるのか」です。


さてさて、今日はジョージタウン大学の方が公演にきてくださったのですが、テーマが「日本語補習校」とのことで。色々懐かしい思い出に浸りながら聴いていました。

米国では基本的に日本語補習校は毎週土曜日に行われています。
1限〜456限ぐらいまで(学年により異なります)。大きな日本語補習校だと日本から派遣された教員免許をもった教員の方がいたりなんかします。

僕が通っていたサンフランシスコ日本語補習校サンノゼ校比較的大きな日本語補習校でした。


本日の公演でのお話は、色んな側面から「日本語」と「英語」どっちが得意になるかと言う内容のものとそれに関する動機付けの部分のお話がメインでした。

そんなお話を聴きながら思ったことを。


研究の結果「日本が好き」って子の「日本語力」が高かったのは納得出来ますし自然な事です。

ただ一点。「現地校の好き嫌い」「補習校の好き嫌い」の部分が引っかかりました。
「現地校の勉強が難しいから」とか「補習校の勉強が難しいから」と言うフレーズが何回か登場したのですが、それって「言語能力が理由」なのもありますがそれに加えて学年も関係あるんじゃないかな?と思いました。


アメリカでは日本と学年が異なります。8月始まりですから。
なので当然勉強する内容も異なります。そうなったときに数学等の科目は大枠は全世界共通なので、「現地校で予習して補習校で復習」する子もいれば「補習校で予習して現地校で復習」する子も居るわけです。

そうなったときに現地校・補習校の好き嫌いって言うのもずいぶん変わってくるんじゃないかな、と思います。


また「現地校にいる日本人の比率」言語習得にかなり関係してくるのかな?って思いました。

僕が滞在していた現地校では日本人が全然いなかったので否が応でも英語が喋れるようになる環境でした。
しかしながら、日本人が多く日本人同士のコミュニティが形成されている現地校に通っていた友人は僕よりもアメリカ生活が長かったにも関わらず英語はあまり話せないまま帰国をむかえていました。


日本人が居ない環境は凄まじく辛いですが力はつきます。
逆に日本人が多いと楽は楽ですが力がつきずらかったりします。

また、小学校卒業前(ないしは高学年)までに渡米した子は「英語>日本語」になる傾向が強いらしいです。同様に中学校に入ってから渡米した子は「日本語>英語」になる傾向が強いらしいです。

僕は1歳から喋り始めていたらしく、そのせいか母語の形成が早く11歳で渡米したにも関わらず「日本語>英語」です。


でも住む地域も行くタイミングも“親”なんですよね。
子供が幼い頃の留学において出来る事ってほとんどないんです。

だから海外転勤のあるご両親の方は少しでも「学校」「地域」「タイミング」を考えてあげられたらなって思いました。


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