「百聞は一見に如かず」
昔の人は言いました。
卒論が何も進捗せずにストレスを抱えていたのですがふと気付いてしまったのです。
「百聞は一見に如かず」
「千聞は百見に如かず」
「万聞は千見に如かず」
つまり千の事例を見て来た人間とやり合うには万聞かないとだめなのです。
「みなさんは万の文献を読んで来た人と千の現場を経験した人間どっちの話を聞きたいですか?」
僕は俄然後者です。先行研究とかどうでも良いじゃないですか。書斎に籠って百個文献読むぐらいなら一度黙って現場を経験したほうが余程魅力的な人間になれますよ。現場はリアルタイムで変化します!研究者こそ最前線にいるべきだと思うのです。どうも!
ってことで行ってきました小田原まで!自転車で!笑
昨年友人が自転車で日本を縦断したのです。学校に籠って文献百個読んでいる奴なんてどこにだっています。でも自転車で日本を縦断した人間って文献を百個読んだ人間より余程数が少ないです。それに自分の目で日本全国を見ている人間って話のタネも豊富です。
営業の職などについた時に一番役に立つスキルは旅でしか得られないと聞いた事があります。
つべこべ前置きを書きましたが
「卒論を書くのに疲れたので自転車で小田原を目指してみました!」
もうね!
ポップコーンが弾けるように家を出て気がついたら茅ヶ崎に居たんですよ。
そして気がつくと相模川を渡っていたんです。
橋を渡るともう平塚です。
この間まさに30分以内!爆速!電光石火とはまさにこの事よ!
「検察庁前」ってでかでかと書いてありますが地方検察庁は全国に400個以上ありますよ。凄いアバウトな現在地です。
「どこの検察庁前だよ!」と。
無視して進むと「湘南平」の看板がありました。
別に興味ないので無視します。僕の目的地は最果ての地小田原です。
無心で自転車を漕ぐのです。
しばらく行くとこんな看板が!
「太平洋岸自転車道」とな。
きっと海辺のサイクリングロードなのでしょう。実に気持ち良さそうですし快適な自転車の旅が遅れそうな道を発見してしまいました!
さっそく看板に従って曲がってみます。
なんてことでしょう。
サイクリングロードへの道です。
自転車1台がぎりぎり通れるか否かの細い道です。
こんな道の先に果たして本当にサイクリングロードがあるのでしょうか?
「ありました。」
あのマジで暗くて何も見えませんがありました。
心無しか奥の方に小田原の海が見えますが気にせず真っ暗闇を進むことにしました。
普通に真っ暗ですし、横を高速道路っぽい道が走ってますし、僕以外人が居ないですし、
完全に謎のサイクリングロードです。
「サイレントヒルか何かでしょうか?」
しかも橋の手前で突如道が途切れます。
恐る恐る道を下って行きます。
下に降りたところにきっと自転車専用の迂回路でもあるのでしょう。
そう信じて降りて行きます。
「廃墟につきました。」
まじでちびるかと思いましたよ!
あたりには途中で放棄された工事現場とブルドーザーしかありませんでした。
このサイクリングロード二度と使いません。
心に誓いました。
かろうじて横から伸びていた砂利道を登ってみます。
どうやら先ほどの廃墟は「こゆるぎの浜」そして暗くて細い砂利道は「関東ふれあいの道」だったようです。
僕の率直な意見を述べますと、あんな細くて暗くて不安定な道では誰とも触れ合いたく無いです。
さて!気を取り直して進みますと「小田原市」に無事に突入しました!
小田原市の文字がまぶしいぜッ!
その調子で進み続けると「国府津駅」に到着です!
後二駅で小田原駅です!
道の標識も「小田原まで○○km」ではなく「箱根まで○○km」に変わりました!
見てください!
世界の車窓から、本日はTSK-CRS1号(つねこークロス1号)の上からお送りします。
物凄いスピード感ですね!
さあ。箱根まで遂に残り10kmを切りました。
午後17時に思い立ったように家を飛び出た僕はどうなってしまうのか?
無事に小田原駅につけるのか?
小田原駅についたところで何をするのか?
明日19時の記事に続きます…。
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