前回までのあらすじ
ももち(♂・1歳)のちんちんが真っ赤に腫れてしまい、病院に通院を開始。
ちんちんの皮膚病ではなく、尿道が異様に開いており、それが気になった本人がちんこを舐め回したことで、ももちんこ(ももちのチンコ)が腫れ上がっていたことが発覚。
ももちのチンコは治るのか?ただの結石なのか?
実は3月に無事に完治しました
結果からお伝えすると3月に無事に完治しました。
発症が2021年12月、完治が2022年3月なので、闘病期間は4ヶ月でした。
その間にやったことは下記です。
- ちんちんが赤い日はステロイド(人間のアトピーなどに使うVG軟膏)を塗る
- 朝晩1日に2回、利尿剤とステロイド剤を飲ませる
- ちんちんを衛生に保つために1日に2回、薬の前後にちんちんを消毒液で拭く
結果、尿道の開きは解消され、徐々にステロイドを減らしても炎症も2週間連続で見られず無事にステロイドともおさらばできました。
写真はわかりにくいものの、チンチンの腫れが引いたももちの写真です。
副腎と脾臓は経過観察
ただし、副腎の肥大化と脾臓の色が悪いのは引き続き解決していないため、3ヶ月おきに通院して経過観察となりました。
こちらは、ちんちんの検査の最中に見つかった副次的なものであり「2021年ももちんこ問題」とは別件になるため、割愛します。
無事に解決してみて思ったこと
改めて無事にももちのチンチンが治って思ったことをまとめてみます。
- 動物は言葉を話せないため飼い主の観察が大切
- エキゾチックアニマルは症例がまだまだ少ないため、最初から専門医にかかった方が良い
- 何かあったときに「この先生でダメだったら諦めがつく」と言えるようなかかりつけ医を見つけておくのが大事
だと改めて痛感しました。
フェレットを診察できる と フェレットの病状から的確な診療ができる の間には大きな差があることを痛感できた良い機会にもなりました。
身体の小さなフェレットは病状の進行も早いです。なので、いかに初手で正解に近い診断をくだして効果的な治療ができるか、先生の経験と知識が試されるのだと思います。
だからこそ「この先生の診断が外れてたら誰もあてられないから仕方ないよね」と思えるような、信頼関係を先生と築いておくことも大切ですし、有事に先生が判断できるように健康診断含め定期的に同じ先生にかかっておくことが大切なのだと、実感しました。
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