ブラック企業と言うけれど本当にブラックなのか?


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2010年だか2011年だかの流行語大賞にノミネートされて以来あちらこちらで耳にするこの言葉。

【ブラック企業】

ところで皆さんのブラック企業の基準ってなんですか?


っていうか企業に限定した話じゃなくっても良いかと思います。
例えばサークル。僕の入っているサークル、世間一般のIT企業をブラック企業と切り捨ててしまうならば確実にブラックサークルであります。

  • 年に2回のコンサートの度に土日が両日ともつぶれる
  • 時たまバンドによっては深夜の練習を余儀なくされる。
  • しかも深夜練習の場所は渋谷のスタジオだったりする。
  • 往復の交通費とスタジオ代だけで一回3000円はかかる。
  • コンサートの度に泊まり込みでの作業を余儀なくされる人も居る。
  • コンサートの度に出演料や衣装代がかかる。
  • かといって自分がバンドでコンサートに出演できるとは限らない

あー書けば書く程きりがない。

どうっすか?このブラックサークル?笑
世間一般のブラック企業よりもたちが悪いですよね。だって1円も給料でないのだから。


じゃあなんでこのようなブラックサークルを4年間も続けているのか?

それは僕がこのブラックなサークルをブラックだと思っていないからです!
僕がこれら上記の事を「好きでやっているから」です。土日のサークル活動も楽しいし、バンドの練習も楽しいし、バンドで出演できなかったり出費が激しかったりしてもそれを上回る充実度が対価として得られるからです。簡単に言っちゃうと歌もサークルも好きだから別にブラックだとは感じてないんです。

逆に外の人にK.O.E.はブラックと言われたらおそらくものすごい勢いでブチギレます。普段はヤドンやコダックを彷彿させるような穏やかさで定評のある僕ですが、ケンタロスやオコリザルがごとく怒ります。

※ポケモン例に挙げると年齢がバレるこの感じやばいですね。笑


これは企業でも同じなんじゃないかな?と思います。
その人が「好きでやりたい仕事」をやっていれば何時間残業があろうが、泊まり込みの作業があろうが気にならないのではないかな?と。もちろん最低限の生活水準を保てるだけの給与と福利厚生が前提となりますが。

僕はよくウェブのデザインや翻訳や文字起こしのアルバイトをしているので逆に「必要に応じて残業をさせてくれる環境」がありがたいです。キリが良いところまで終わらせたかったり、納期に間に合わせたかったりする際に残業が禁止されていては辛いものがあります。例えば翻訳のバイトでしたら「後30分じゃ次のチャプター終わらない後30分勤務時間あるけど次のチャプターは明日から」と仕事がどんどん先送りになってしまうから残業禁止を嫌っています。


たとえ1円も残業代が出なかったとしても、最低限の給与(日当8000円とか)が支払われていれば残業代が出なくっても僕はあんまり気にしない人です。好きな事をゴリゴリやっているのだから、逆に夢中になれる環境が与えられている事に感謝します。

でもこれって僕の主観ですよね?
人によってブラック企業の定義って違うと思うんですよ。


よく「仕様変更=ブラック」って言葉を耳にしますが、本当にデザインが好きで誰かの役に立つものを作りたいと思っているのならばそう言う風にならないんじゃないかな?とも思います。

利他主義を念頭にとことんクライアントと向き合ってクライアントが望むアウトプットを全力で追求し続けたら以外にブラックでもブラックと感じないものです。


何故こんな記事を書いたかと言うと、僕が所属しているサークルの班員申請が明日締切だからです。

誤解を恐れずに言ってしまうとどの班に入っても楽なんか出来ません。1番楽と言われ続けた接客チームの元チーフの僕がいうのだから間違い無いと思います。


歌とは全く関係のない作業をする”班”。

やるからには自分が本当にやりたい、自分が好きなことができる班に飛び込んでみてください♪
こんな事言うとめちゃくちゃ怒られちゃうのですが、複数申請しておいてもし本当に自分に合わなかったらその班辞めちゃっても良いと思います!笑

ただそうならないための努力として。
何事にも「下積み」と言うものは存在するので、入る前に入った後自分はどんな作業を任せてもらえるのか先輩に聴いておく事をオススメします!


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2 comments to this article

  1. eno

    on 2014/05/19 at 01:18 - 返信

    この記事の主張いいね。

    ただ、サークルと企業を同列に見過ぎてる感じがして、それに違和感を覚えたからコメントさせてもらいます。

    ◾︎強制されるか否か(≒自分に選択肢があるか否か)
    俺はこの観点が重要だと考えてます。
    例のサークルに所属しただけでは、土日や深夜に時間を潰されることも無いよね。
    オプションであるコンサートに、自らがジョインすると決定して初めてそうなる。

    多くの企業はそうじゃないよね。
    企業に所属したら、大抵は労働を強制される。
    残業をさせてくれるではなく、残業をさせられるという感じに。
    その労働において好きなことができれば良いけど、中々そういうことは無いかな。

    この記事に書いてあるように、ブラック企業の定義は異なると俺も思う。
    今回は、「強制される」という観点が抜けてないかと思ってコメントしました。

    次の投稿も楽しみにしてます。

    • mokabuu

      on 2014/05/19 at 01:27 - 返信

      コメントありがとうございます!

      確かに企業に入ると”労働が強制になる!”ところがサークルと圧倒的に違うところだと思います。そして、言ってくださったように”その労働において好きなことができれば良いけど、中々そういうことは無い”のも事実かと思います。

      だからこそ、企業選択をする際にはより慎重に自分が入社後にどういうキャリアを積む事になるのかしっかりと見極める必要があるのかな?とも思います。

      “強制される労働”だからこそ、自分が納得して出来る仕事を選ぶべきなのかな?と。例えばおもちゃをデザインしたくてメーカーに入っても事と次第によっては人事や総務になる可能性もあるわけでして。

      そのためには「どんな役職になっても自分が納得出来る動機」をもって企業選択するのが大事かな?と僕は思います。以前書いた「企業の理念に共感出来る事が大事」みたいな記事にも繋がってきますのでもしよかったらこちらもよろしくお願いします!

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