僕が高校生のころに出た曲ですね!
ちょうど高校3年生だった気がします。友達と早退して秋葉原のドンキホーテの裏に並んだのが懐かしいです。
※両親すまねえ
さて、今日の本題はAKBの可愛さ、ではなくこの「涙サプライズ」の曲の設計の美しさについてです。
参考:【音楽】AKB48のフライングゲットを採譜してみて気付いたこと〜J-POP編曲の面白さ〜
以前こんな記事を書きました。
簡単に言うと、音の積み重ねがすごい練られていて、同じメロでも1番と2番でマイナーチェンジしてるんだぜって記事でした。
そして今日紹介する、涙サプライズも音の重ね方がすごく丁寧なのですが、その中でも「コーラス」に着目して記事を書いてみようと思います。
メロとサビを聞き比べて見てください。
おそらくそこが一番わかりやすいです。
メロはポイントポイントで「yeah yeah yeah」程度のコーラスなのに対して、サビは基本的にずっと後ろで何かしらのコーラスが鳴っています。
しかもロングトーンが多く、できるだけ隙間を作らないように設計されているのがわかります。
サビの収束に向かうところの「oo______」以外は原則「yeah______」とか「ah______」の開いた音ですよね!
これは上手いです。
2種類のコーラスを使い分けています。
AKBの女の子たちの声で前面に出てくるコーラスと打ち込みのコーラスとして背面でなっているコーラスです。
前項で触れたのは、背面でなっている打ち込みのコーラスについてです。
女の子たちの声でもこの曲は演出されています。
わかりやすいのが2メロです。
「wow wow wow wow」と盛り上げています。
PVで言うと3:10とかその辺です。
2番になってテンションを1番に比べて上げた状態で保つ小技です。
最近のAKBの曲は知りませんが、僕が受験生やっていた頃のAKBの曲はこういう細かいこだわりがあってすごく好きでした。
キーを変えずマイナーのメロから、サビでメジャーに転調しますよね!
G#マイナーからのAbメジャーです。
C#m
C#mM7
C#m7
C#m6
ってきて、
A#m7/D#
を挟んでサビで
G# D# C# D# G#
ってきたら当然安定しますし、盛り上がるようになってるんですよ。
すごいこだわり抜かれた1曲なんです。
明日の朝の満員電車のBGMはAKB48にきまりました。
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