まあこれは言うまでもないでしょう。
渋谷に仮想した若者が集い夜通し騒いで夜があけた翌日渋谷の街を見渡すと大量のゴミがポイ捨てされており渋谷の街がまるで世紀末のような姿になっていましたと言うお話です。
そんなゴミを掃除してくださったボランティアの方々もいらっしゃったそうですが、何よりボランティアの方々の多くが実際にその場でハロウィンを楽しんだ方ではなかったことも問題視されておりました。
ただ僕はこのハロウィン問題のニュースやコメントを見る度に違和感と感じるのです。
「なんでみんな揃いも揃ってゴミ問題ばかり取り上げているのか?」凄く疑問に思います。
物事を正義か悪で決めるのは良く無い!
ハロウィンだけが問題じゃない!
クリスマスだって本来の趣旨から外れてるじゃないか!
などなどこんな感じの意見も多く目につきました。
僕もこの上記3つには賛成です。
その上でこの3つを踏まえて提示されている解決策の数々には疑問を投げかけたいです。
「本当にゴミが問題なのか?」
ハロウィンを楽しむための改善案をネット上で眺めていると「ゴミを拾う」とか「ポイ捨てを厳罰化する」とか皆「ゴミ」のことしか言及していなかったことに大きな違和感を感じました。僕は今回のハロウィンの問題って「ゴミ」では無いと思っているからです。「ゴミ」自体は本質的な問題ではなく結果として発生してしまった問題の1つなのでは無いかと思うのです。
では僕が思うハロウィンの問題とは何か?
これに尽きると思います。
あのですね。
渋谷ってディズニーランドじゃないんですよ。
まあテーマパークの中なら我慢しますよ。
100メートル進むのに何分かかろうがテーマパークってそういう物ですから。
まあテーマパークの中なら我慢しますよ。
どれだけ人の話し声がうるさかろうがテーマパークってそういう物ですから。
でもね。
渋谷は街なんですよ。
当然そこで生活している人も居ます。
当然そこをハロウィンとは全く違った用途で使用している人も居ます。
じゃあその人が生活しているところにあれだけの人数が押し掛けたらどうなると思いますか?
自分の家の前であれやられたらどう思いますか?
一晩中酒に酔った若者が自分の家の近くで騒いでいたらどうです?
仕事に疲れて家に帰る時に100メートル進むのに5分もかかったらどう感じますか?
もはや渋谷で乗り換えをしたいだけの人はどうするんですか?
改札を出るのに5分?一生懸命働いて家に帰るだけなのに?改札を出ても人の波?
渋谷はテーマパークじゃなくて
色んな人が色んな人生抱えて共生している「街」なんです。
そこに夜通しあれだけの人数が押し掛けるのは異常です。
ハロウィンが良いとか悪いとかではなく。
何かイベント事がある時にはしっかりと周りの人の迷惑も考えた方が良いのではないかなと僕は思います。
自己中心的にならずに常に見えないところまでしっかり考えられる思いやりの無さが本質的な問題なのではないかなと。
その上で今回の問題は「ゴミ」ではなく集まりすぎた「人」だと僕は思いました。
仮にハロウィンが渋谷の地域のお祭りで地域一丸となって作っている祭ならまだしも地元の地域の人達ではなく部外者があれだけの数あつまって人様の住んでいる地域でばか騒ぎするのは疑問を隠せません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。