テレビ番組 – 東大王の1軍2軍制度導入を見ていて思ったこと


率直な感想

「やっていることは正しいと思うのだが、それを学生に求めてしまうかね?」という気持ちです。

少なくとも私は、ニュース番組以外では、テレビの中には非現実的な娯楽を求めているので、そこにシビアな現実は求めていませんし、正しさと言うある種の暴力的な正論は日々の仕事の中だけで盛り沢山です…。

なので一種のバラエティー番組なんだから、そんなシビアな現実を学生に突きつけなくても良いじゃん、という気持ちです。


現行制度と1軍2軍制度

今までは、少なくともここ最近は、過去の実績をもとにレギュラーメンバー(東大王)が抜けた穴に、サブメンバー(候補生)の中から選抜された人を昇格する仕組みでした。

ここら辺のお話は候補生の紀野さんのブログに綴られていました。文章力が高くてすごく読み易かったです(そしてあえて文章を整えるよりも心の声を優先して書かれてる箇所が随所に見受けられ等身大の想いが感じられる良い記事でした)。ブログを書く人間として勉強になりました😅

悔しさをバネに

一方で、今後は1軍・2軍なるものができて、定期的(東大王が1ステージ落とすたび)に、正答率/テストの成績に応じて1軍・2軍を入れ替える仕組みになるようです。


完全実力主義の制度になった

テレビを通じて見ていると、今後は完全実力主義になったように感じました。

しかも、今回、paraviで放送されていた「プロジェクト東大王」から一気に新メンバーが何名も入ってきて、既存メンバの多くは新メンバにレギュラーの座を奪われる形になりました(今後の逆転を期待しておりますが少なくとも初期の状態ではレギュラーの60%が新メンバでした)。

日本社会を見たときに会社への貢献度を評価する(正確にはそれだけではないのですが)年功序列の考え方を廃して、能力を評価した職能資格制度や職務資格制度へのターニングが鍵となっております。

なので実力で人を評価して、実力があるものから優先的に1軍の椅子を与える考え方は間違ってはないと思うのですが、学生に実力主義の社会を強いる必要性があったのかと、テレビの中は非現実世界であることを前提に食卓での息抜きの場にまで現実を突きつける必要があったのかは、僕は疑問を抱いております。


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