【自己啓発】馬鹿野郎な先輩と馬鹿野郎な後輩


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馬鹿野郎な先輩と馬鹿野郎な後輩
これは「ホンダイノベーションの神髄」と言う本にインスパイアされたつけたタイトルです。余談ですが僕は就職活動以来、出来るだけ沢山の本を読むようにしております。本を読むと言う行為は楽しいものでして。本はポケモンで言うならば「わざマシン」のようなものです。自分が知らない業も本を読む事で知る事ができます(出来るかどうかは別ですが既成事実としてその存在を知る事は出来ます)。

昨今の異物混入事件等で実感しましたが、如何に業界最大手の有名企業でもひょんなことがきっかけで一気に都落ちしてしまうものです。自分の身は自分で守る。いつ内定切りにあっても、いつ会社が倒産しても、いつ何があっても生きて行けるよう自分の価値を高める上でも読書は有意義なものだと思います。



事の発端
先日twitterでこんな書き込みを目にしました。

「年上・上司が先輩なのではなく経験がいかにあるかが大切であり、年齢や役職はあくまで組織的な飾りであって、どれだけ経験があるかが大切な概念になる。」

50点だと思いました。
年齢が飾りならば経験年数も飾りです。こう言った考え方をするならば結局は実力が全てであり、別に経験者だろうが未経験者だろうが出来る奴が偉いと言う事になるのではないでしょうか?プロ野球でもそうですが1年目のルーキーが中年の経験抱負な選手よりも優れた選手であることも珍しくはありません。

年功序列を排除するならば経験年数も考慮から外すべきですよね。「今何が出来るのか」が全てになるわけです。
※「経験があるからこそ今これが出来る!」って言う考えはありだと思います。


馬鹿野郎な先輩
さて。まずは馬鹿野郎な先輩から見て行きましょう。
これは野球になぞらえるならルーキーにまんまとポジションを奪われる中年選手にあたります。ベテラン選手になると体力とかの問題もあるので一概にルーキーの方が優れているとはいいずらくなるので敢えて中年に限定しております。

上記したように経験年数は関係ありません。大切なのは「今なにが出来るか」です。

つまり先輩として”先輩する”には努力して後輩に負けないだけの実力を備え付けておけば良いだけの話なのです。先輩と言うだけで後輩から尊敬されようと言うのはちょっと都合が良すぎる話です。もしもあなたが本当に優れた先輩ならば放っておいても勝手に尊敬されるものです。事実僕は今までの23年間の人生で常に勝手にあこがれの先輩を見つけてきました。

経験年数が多いだけで年齢が上なだけで尊敬されるのはおかしな話ですよ。あぐらをかいていないで常に向上心をもって努力し続けないと簡単に後輩に喰われます。


馬鹿野郎な後輩
自分が先輩より能力が高いなんてのはよくある話です。
特に就職してしまえば同期が3歳年上で、後輩が5歳年上で、上司が1歳年下なんてのもよくある話です。先輩よりも自分が優秀ならば放っておいても一定の評価はされるはずですし、それに加えて地道に自分の能力をアピールし続ければ成功するでしょう。

それで評価されなかったらあなたの過信です。自分の能力が無いのだと一回自分を見つめ直しましょう。

今回は本当に先輩よりも優れた能力を持つ馬鹿野郎な後輩について書きたいと思います。よくある話なのですが、1つだけ先輩より優れた「今なにが出来るか」を持っていると全てに置いて自分が先輩よりも優れていると勘違いし先輩を尊敬するのをやめる馬鹿野郎がいます。正真正銘の馬鹿野郎です。

先輩ってどういう意味ですか?

  • 中学校の先輩・・・自分より長く中学校に居る人
  • バイト先の先輩・・・自分より長くバイト先に居る人
  • ゼミの先輩・・・自分より長くゼミ(又は大学)に居る人
  • 内定先の先輩・・・自分より長く内定先で働く人
  • 先輩・・・自分より長くその団体に属する人

つまりあなたよりその団体を熟知している人なんですよ。先輩は少なくとも絶対にあなたよりはその団体に関する知識やノウハウはあるはずなのです。それを物凄く狭い視野で「自分の方が出来る!」と勘違いして尊敬しないのは勿体ないです。

特にその先輩がその団体で一定の評価を得ているようならば絶対にそれ相応の理由があります。尊敬することを辞めてつっぱっているエネルギーを使って、先輩の何が評価に結びついているのか研究し盗む努力をしたほうが余程懸命です。敬意を持ってぶつかって行けばもしかしたら直接話を聴いて業を伝授してもらえるかも知れませんよ。


馬鹿野郎な先輩後輩
こういう事が起こると本当に組織や団体にとってマイナスになります。
後輩は物凄く狭い視野でしかものを見なくなるので、自分の欠点や短所を見つける事が出来ず自分の実力を過信したまま成長しなくなります。そして先輩はあぐらをかいて文句を言うだけになるので成長するわけがありません。

お互いに敬意をもって切磋琢磨して初めて組織や団体の成長に繋がります。「年上・上司が先輩なのではない」と言う言葉には概ね賛同します。しかし「経験」も同様に武器にはならないのです。先輩が先輩たるためには「今の何が出来るか」が大切です。そして後輩は決して驕らずに謙虚に、今の自分に足りないものを先輩から盗み取る努力を重ねることが大切でしょう。

最後に以前セミナーで外国人の方が日本の所謂いま流行の「意識の高い学生」に向けて言った一言でしめたいと思います。

To be modest. Japanese traditional spirit.


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