【就職活動】所謂ベンチャー思考の一種。【日本おしまい論】


2012年度入学の学生(2016年卒)から就職活動が春開始になったらしく、夏のインターンシップの比重が重くなっていると聴きました。

そんな風潮の煽りを受けたのか最近僕が受けていた業種について後輩から色々聴かれる事が増えてきました。そんな良いもんじゃないぞって思いながらも答えているのですが、「知らないって怖い」ですよね。

僕はあまり周りに相談せずに自己流でやってしまったので有益なアドバイスは出来ませんが、就活期のノートを見返していたら当時のメモ等が出て来たのでノートに書かれていた内容小出しにして行こうかなと思い記事を書きました。

このシリーズ人気があるようでしたらシリーズ化出来たら面白いな、と思います。


今回はノートの1ページ目に書かれていたコンテンツを。
最近ベンチャー企業の間では「日本は後数年でおしまいだ!」とか「終身雇用とか糞だ!もうオワコンだ!」とか「これからは海外だ!」とかまあ好き勝手言われてるんですよ。どこの説明会言ってもみんなして言ってます。耳にタコです。

あまりにみんなが言っているので煽りも含めて僕は「日本おしまい論」と呼んでいます。
今日はこの「日本おしまい論」について紹介したいと思います。内容自体は「なるほどな!っ」て感じです。でも1回聴けばそれでいいっす。笑


まず最近日本の経済よろしくないことは皆さんご存知かと思います。
アベノミクスとか言われてますが、高度経済成長の時のそれと比べたらもううんちです。汚くってごめんなさい…。

今から30年前は日本は世界最強でした。
製造業に尽力しそれを輸出することで経済がまわっていたのです。所謂高度経済成長の時代のお話です。当時のトレンドであった製造業を抑えていた日本が最強だったのです。

しかしご存知バブルが来て日本の経済は一気に落ち込みました。
これを高度経済成長の終わりと称していますが、実際のところは中国や韓国にシェアを奪われただけのようです。笑

この流れをよく見てください。
これって英国に似てないですか?似てるんです。日本には資源が少ないところも英国にそっくりです。

実は世界的に見ると製造業のシェアは
英国→アメリカ→日本→アジア諸国
と移っているんです。嘗て産業革命で世界1を誇ったイギリスも今では…(あまり書くとイギリス人の方に怒られちゃいますね)。でも日本もそういうことです。今日本とアジア諸国の関係はかつてのイギリスとアメリカの下克上にひんしているのです。


では何故米国は英国に台頭できたのでしょうか?
それは米国が新しいものが好きだからです。今の世界的なトレンドはITとバイオと金融と言われてますが、米国の強みを考えてみると納得します。米国は新しいものが好き、だから結果としてそれらの分野が育成されたのです。

するとどうでしょう?
世界的に新しいものに取り組める環境があったらハングリー精神を持ったやつらはそこに行きますよね。最先端の研究ができるのだから。すると次第に優秀な奴らはみんなそこに集まるんです。

そして更に米国金を惜しみません。
少しでも優秀なやつみつけたら金でそいつらをとってきます。ただでさえ魅力的な研究環境にお金まで投資してくれる、トップレベルの研究者が揃うわけです。結果その分野は著しく発展します。


そして更に米国の特徴を上げると、「若手」が多いです。
トップレベルの若手研究者が沢山米国には集います。何故だと思いますか?若手が多い理由。

「TOPに立って自分が責任を持てるから」だと言います。
ベンチャー企業の最大の魅力はそこにあると思います。同期で歴史ある由緒正しき大手有名企業に行った友人が議事録をとっている中で、ベンチャーでは人手不足もありいきなり最前線に放り込まれます。失敗を繰り返して体で覚える作業を嫌が応でもし続ける事ができます。

良くも悪くも何事も「自分で考え自分の力で出来る」のです。


日本のベンチャー企業は大抵がアメリカのシリコンバレーに集うIT企業の社風を理想としております。

個人の力を重視します。個々人に責任のある仕事をさせます。知識や経験ではなく自分で考える事を大切にします。単なる暗記や知識ではなく、自分で考え乗り越えた逆境の数を大事にする印象を僕は受けました。


それが良いか悪いかは別です。
でも3年以内の退社率が以上に高いのは単にブラックだから、というわけではなく、転職が前提だからだと思います。

会社と言う船がいつ沈むかわからない「日本おしまい論」が展開されるなかで、個人の力(個人と言う筏)21世紀の荒波の中を旅する力をつける場所がベンチャー企業なのだなと思いました。


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