「100人以上のサークル員と50万円の予算を手にサークルライブをプロデュースし、350人の集約に成功しました。」
「学生時代に達成した事を1つ答えよ。」と言う問いに対する僕の答えです。
父に一度模擬面接を半強制的にさせられた際にこの返答をボコボコに言われてしまいました。事実ESにこの事を書いた企業は1つとして最終まで残れませんでした。
何故でしょう?
答えは意外に簡単なところにありました。
親父「おまえそんなんで本当に雇って貰えると思ってんの?」
ぼく「?!」
親父「お前のウリはそれなんだな?」
ぼく「おうよ。」
親父「じゃあお前と同じことやった人間が日本にどれぐらい居ると思う?」
ぼく「100人以上のサークル員かつ50万円の予算かつ350人の集客は相当少ないと思う。」
親父「じゃあお前以上の事をやった人間は日本にどれぐらい居ると思う?」
ぼく「夏のコンサートのプロデューサーをしたたくろー(僕の友人)は少なくともサークル員も予算も集客も僕より上だった。」
親父「そしたらお前じゃなくってそいつとるわ。」
理由はこれです。
別に僕じゃなくても良いのです。そして僕以上の事をやっている人間がいるのです。
よく就活本にはアルバイトやゼミの話が書いてありますが余程自分がその界隈でNo.1になれる自信が無かったらあまり押さない方が上手く行きます。
親父「じゃあな、一個聴くぞ?」
ぼく「おうよ。」
親父「もしもお前がお前を500万円で1年間レンタルするとしたらレンタルするか?」
ぼく「す、するさ!(震え声)」
親父「じゃあなんでレンタルするか理由を列挙してみろ。」
ぼく「プログラミング(php)・英語・それk」
親父「中国人やインド人で良いな。そっちの方が安い。」
親父「お前はなんでiPhone5sが欲しいんだ?理由を考えてみろ?企業もお前を買うからにはお前じゃなきゃダメな理由が無いと買わないんだ。」
僕はこの後考えるに考えて「(本名)のための100問100答」なるものを自作しました。
以後必ず企業の面接には持って行き受け取って貰えるようにしていました。
面接ははじめのうちは20分やそこらです。企業側も僕の事を知るにはあまりに短い時間です。その中で僕と言う人間を理解してもらえなかったらこの上なく悔しいじゃないですか!
「やらずにダメ」よりも「やってダメ」の方がまだマシですよね。
父の「やったほうが良いと思った事は書かれていなくてもやれ。」と言う言葉を信じ実践してみたのです。
もちろん、名前やサークルや趣味や特技なんてESに書くのだから必要ないと思って1問にまとめて自己紹介って形で箇条書きにしました。残りの99問は僕が本気で考えるに考え抜いた良問とそれに対する僕なりのビジョンです。
一個だけ紹介します。
問2:もしも大切な会議と妻の急病が重なったらどちらをとりますか?またそれは何故ですか?
問3:例外はありますか?もしあるならばそれはどんな時ですか?
こんな感じでだいたい1つのトピックにつき2〜3個のセットで展開して行きます。
僕は面接で即答できない質問をされた際に「わかりません。」と返事をした上で「次回までの宿題にさせてください。」とことわりを入れた上で翌週までにしっかりとリサーチをして自分なりの答えを提示できるようにしておりました。
逆にです。
良質な企業であればあるほど「100問100答」を受け取ってくださった人事の方も次回の面接までにそれを読み僕の想定が甘かったところをバシバシ突っ込んでくださるのです。
お互いがじっくり時間をかけてお互いへの理解を深め合える就活。
非常に楽しかったです。
まずは就活本の通りにESを書くなり面接の用意をしてみてください。
そして見直してみてください。それって必ずしもあなたじゃなきゃいけない条件ですか?実はその界隈であなたよりもっと大きな目標を達成している人間、もっと先を行っている人間は居ませんか?
(おわり)
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