【アカペラ】バンドクリニックに行くたびに感じる自身の老化


2011年のPentatonix

2011年のSing Offの映像です!

ちなみにその数ヶ月後の演奏です。

この後、彼らは爆発的にブレークし世界中に名を知らしめることになります。

ただPentatonix台頭前のアカペラから考えると彼らの演奏はあまりに破壊的ではないでしょうか?


古き良きアカペラ
彼らは良い意味で「声だからこそ奏でられる美しいハーモニー」を破壊してきました。

これでもなければ、

これでもなければ、

これでもないのです。

良い意味で今までの有名アカペラバンドの定説を覆してきました。

その分、受け入れられるまでに少し時間はかかった気がしますが、結果的に大ブレークを納めました。


若いアカペラを演奏したい
先日、在学時期が全く被っていないサークルの大後輩と話した際にこのバンドの演奏が話題にあがりました。

これは僕がアカペラサークルにいた3年前にはなかった楽譜のスタイルです。

Pentatonix, VoicePlay世代の楽譜からさらに一歩先駆的な印象を受けます。

「Naturally7のようなカオスさ」「Pentatonixのような演奏のクリエイティブさ」「Voice Playのような楽譜の押し」を感じます。

流行りのSing-Off系のアレンジに、カオティックなマッシュアップを加えた面白い楽譜だと思います。

ただ悲しいことに、今の僕にはこの楽譜はかけません。

だんだん自分が持っていたアカペラ感が老害になってきているのです。


変わりゆく囲碁の定石
2000年以上の歴史を持つ「囲碁」の定石も最近変わっています。

AIの台頭により今まで人が打ってこなかった新しい手が日々発見されているからです。

音楽も電子機器の発展により進化を遂げています。

そんなサウンドを表現しているのがPentatonixやVoicePlayのアレンジです。

そこからさらに攻めてきたBacktrackのアレンジを「青二才のアレンジ」と捉えるのか「先進的で面白いアレンジ」と捉えるのか。

僕は常に後者でありたいと思っています。


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