via クローズアップ現代/シリーズ 成長への人材戦略① どう確保?有望な新卒
偶然テレビをつけたらやっていたクローズアップ現代に見入ってしまいました。
今回のテーマは「企業の採用戦略」簡単に言ってしまうと「就職活動」でした。普通に素直に番組を鵜呑みにしても面白く無いので久々に「それは何故なのだろう?」と理詰めにしてなんくせをつけながら番組を見てみました。就活を終えたばかりの大学4年生と言う視点から見て疑問に思った事を書いて行きます。
【①某食品業界の企業のお話】
「内々定辞退を出さないために2年目の若手社員等が内々定を得た学生に説明会を行うようにしています。」
あのですね。一概にきっぱりとは言えませんが僕はあまり意味が無いと思います。
そもそもですね。はっきり言って企業の説明は内々定を出す前にやっておくべきことだと思います。それを怠っていたのだから当然辞退者が続出して当然です。学生は不安なんですよ。社会人経験が無いわけで、すぐ1年後が霧の中。漠然とした未来に期待や不安を抱いている状態です。そんな前も見えない1年先を見据えて進路を選ぶわけですから熟考するための情報が無ければ候補から外されても文句は言えないと思います。
分かり易く言ってしまいましょう。
よくわからない女の子と結婚しますか?しないでしょう。一生のキャリアになるかもしれない就職です。よくわからない企業とは契りを交わしたく無いです。
ついでに言ってしまうと神奈川県の辺境に住んでいる身としては時間もお金もかかる中たびたび都内に呼び出されるのは苦痛であること他ならないです。関東と言う微妙な距離なので交通費もまともに出ません。そんなちょこちょこと個人面談に呼び出されていては身が持ちません…。一度某企業にてこんなことがありました。
人事「家はどこらへんなの?」
僕 「神奈川県の藤沢市です!」
人事「じゃあ次の面談はその近くにしようか!」
僕 「よろしくお願い致します。」
人事「じゃあ○○(都内某所)にしようか!」
もうね!何考えてんだ!って思いましたよ。「じゃあ聴くなよ!」ですよね。別に僕は都内の面談でも嫌ではないのですが、「近くにしよう」と言っておきながら一ミリも近くにする気がないその態度に幻滅しました。ちなみに誤解を招かないために書いておくと僕が内定式をひかえている企業とは一切関係の無い企業です。
【②引き抜きサイトを使う】
これは割と効果的かな?と思います。
が、僕も就職活動が解禁された直後は重い腰が上がらずスカウトサイトに登録しておりました。こちらの内定をもっている学生向けのスカウトサイト(wild card)ではないのですが、それでも何通かスカウトのメールを頂きました。
ベンチャー企業であったり、日頃社名をあまり目にする事のない業界の企業だと、そう言ったスカウトメールを通じて企業に感心を持つと言ったケースは少なく無いように感じます。しかしながらあまりにメールの文章にセンスを感じない企業が多かったのは覚えております。だいたいどの企業も同じようなことしか書いてないのです。
そんな中一通だけ糞偉そうなメールがありました。
スカウトメールであるにも関わらず常に上から目線で人を試すような文章で書かれていました。頭に来たので僕はその企業の選考を受ける事にしました。これは究めて稀なケースかも知れませんが、やっぱり同じようなメールが何通も並んでいる中で1通だけ異色なものがあると興味はそそられます。
【③インターンシップの実施】
これは賢いと思います。
「どういう経営戦略を描いているのか学生に打ち出す」と言った視点から見るとこの上なく有意義な手段だと思います。また、期間が長ければ長い程学生も企業もお互いの素が出てくるのでありのままの姿を見てお互いを知る事が出来ます。
しかしながら、長期間になればなるほどインターンシップにはリスクが伴います。他のことが出来なくなってしまうわけですから、特に泊まり込みのものなどだと、敷居が高いものになってしまいます。いつどのようなスパンでインターンシップを行うかが企業の腕の見せ所なのではないでしょうか?
某IT企業の取締役は番組中に「会社が求める人材像がインターンシップを通じて他の学生から他の学生に伝わることも狙い」と言っていましたが、まさにその通りだと思います。学生が相互に刺激し合い学び合える環境の中なので、企業は如何に学生の吸収力が高いかを見れますし、学生は成長出来るまたとない機会になると思います。
そしてそのためには某金融会社が行った用にインターンシップの学生の数を減らすのも大事なんじゃないかな?と僕は思いました。何より人が多ければ多い程1人1人を見れる機会は減るわけですから。
またこれは別途記事を書きたいのですが「柔軟な発想(ライバルと違う発想を出せる人・常識の外に新しい発想がある)」と言うキーワードが番組中に出てきました。これに関しては僕も持論があるので来年以降の自分にむけた自分の備忘録も兼ねて後日書いてみたいなと思います。
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