【アカペラ】K.O.E.の音源審査の審査員に求められる審査の質が高かった話


アカペラシンガーズK.O.E.の審査はガチ
どうも!mokabuu.comをご覧の皆さん、こんにちは・こんばんわ・おはようございます!

この度、久しぶりにK.O.E.のサークルライブの審査員を任せてもらいました!

ところで、皆さんは「サークルライブの審査」って言われて何をイメージしますか?

何十曲もある中から、どうやってステージに乗るべき曲を選んでいると思いますか?

何十曲も聴いている間に審査基準ブレそうじゃないですか?

確かに。

よほど気をつけない限り、審査基準はぶれます。

【アカペラ】人事部のお仕事?人事考課の考え方がアカペラのオーディションに応用出来る!

今から3年前の記事になります。

「人事考課」は「会社が従業員を評価すること」ですね。これでボーナスや出世が決まったりします。

アカペラの審査は、会社での評価ほどではありませんが、審査して演奏を評価するからには誤差はできる限りなくすよう努力すべきですよね!

なので、僕はいつも、「それじゃ審査基準ぶれちゃうけど君達は本当にそれで大丈夫?こうしたら?」とプロデューサーに確認をしてから審査するようにしているのですが、今回は違いました・・・。

社会人顔負けの運用体制が敷かれていたので、審査の裏側を紹介させてください!


①プロデューサーが凄い!
サークルライブには「責任者」がいると思います。どのサークルでも。

そのK.O.E.の冬のライブは毎年大学2年生がプロデューサーをしているのですが、とてもじゃないけど大学2年生とは思えないぐらい頭が良いのです。

審査員を引き受けるにあたって、プロデューサー承認の選挙の時の資料をもらったのですが・・・

基本方針って何?!

まさか大学生のイベントで方針定義書を見ることになるとは思ってもいませんでした・・・。

社会人でも方針定義書かける人って少ないのでは?

よもや・・・

方針定義書を書いたり読んだりしたことある人がまず少ないのでは?

通常、どんなプロジェクトでも後から揉めないように、何かを始める時に方針定義書ってのを作るんですよね!

それで裏で役員に納品したりしているのです。

そういったものをしっかりと作り込んでいる大学生プロデューサーなんて初めて見ましたよ。

審査項目のこと(審査基準と点数配分)とかはもちろん、ここに明記されていました。

しっかりとMECE(漏れなくダブりなく)に方針定義されている資料が審査員に送られてくるとは・・・。

しかも当日はサークル員から集めた大切な経費を使った審査になります・・・。

「学生であるプロデューサーが方針定義書まで書いている」からには「お金をもらって審査する社会人」はそれ以上のクオリティが求められますよね。

さすがK.O.E.としか言いようがない・・・。


②審査方針を本気で考えました
当然、学生がここまで突き詰めているので、我々審査員も死ぬほど頭をひねりました。

「受かったバンド」にも「合格まで至らなかったバンド」にも、合否の理由を説明できるように、審査の前に揉めそうなところは明文化して押さえておくわけです。

こんな感じで、審査開始前に審査中または審査後に揉めそうなところは、審査員とプロデューサーで議論し尽くした上で審査に臨むわけです。

その上で、審査中に意見が食い違ったら、「自分はこういう場所を評価したからこのバンドの点数はこうなっている!」とか「この定義に則って審査するとこのバンドが不合格なのはおかしい!」とか議論していくのです。

僕の知る限り、サークルライブの審査でここまでガチな審査している例は無かったです!しかも審査してみて気づいたのですが、この審査項目がよくできているんですよ!

「魅力」とか「オリジナリティ」って項目があるおかげで、ただ単に歌がうまいだけだと通らないんですよね!

しっかりとバンドメンバーで考え倒して、バンドメンバーの長所を引き出さないと、「魅力」「オリジナリティ」で点数が伸びずに合格ラインの点数に乗らんのです。

JAMの審査項目のオマージュということでしたが、JAMの審査項目ってよくできていますね・・・。


まとめ
そんなガチな審査の結果、先日合格バンドが発表されたようです。

僕が関わらせて持ったのは1次審査だったので、2次審査で各バンドがどんなパフォーマンスをしたのか知らないです!

そんなガチな審査を2回も通過したバンドが揃うサークルライブの情報は下記になります。


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