僕が審査員になると巷にこんな噂が流れるようです。
「リズムに辛くなる!リズム隊は気を抜けない!」
でも僕の個人的な所感としては
「リズムはざるだけどコーラスには厳しい審査!」
なんです。
ただ、審査中に「リズム隊に優しくしよう!」とか「コーラスを厳しくみよう!」なんて考えないですよね!
なので実際のところどうなのか、記述統計をとってみました。
うちのサークルの審査は「リード力」「ハーモニー」「リズム」「表現力」の4項目でみられます。
分析結果はそれぞれこんな感じ。
まあ、これだけでは何がなんだか伝わらないので項目ごとに細かに書きます。笑
リズムの平均点は「2.8」でした。
1点〜5点の審査なので「若干辛め」ぐらいだと思います。
それに対してリード力は「3.13」なのでかなり「甘め」ですね。
一番辛口だったのがコーラス。
平均点が「2.63」でした。
僕はどうやら死ぬほどコーラスに口うるさい男になってしまったみたいです・・・。
尖度は分布の集中度合いを表す係数です。
唯一マイナスになっている、すなわち分布が散っているのがリード力。
審査基準は甘いものの、良し悪しをきっぱりと決めてしまっているようです。
その下のMinimum / Maximumの項をみると「最低点2点/最高点4点」なので、おそらく多くのリードボーカルが2点か4点なんだと思います。
それに対して、表現力は異例の「2.52」です。
ほぼ全バンドに差がなく、どのバンドもコンスタントに「3点」をとっていることがわかります。
歪度は分布の集中している箇所がプラスによっているかマイナスによっているか示す係数です。
全体的に歪度が0以上なので、良い点数をとっているバンドが多いことが伺えます。
とくに表現力の部分。
高得点を取るバンドは少ないが、みんな基本的に3点以上の点数を取れる項目であることが見て取れます。
これは僕自身、リードが苦手だからかもしれませんね。
良し・悪しをはっきりと点数に落としていないのか、振れ幅が2点〜4点になっています。
ただしリードは尖度が低いため、2点と4点によった点数をとっている人が多いのも事実です。
もしかすると、無意識のうちに好みが顕著に表れているため、大きな加点や減点ができていないのかもしれません。
これは僕の反省点ですね。
ほかの項目はがっつり1点〜5点にふれているので、健全です。
僕が僕自身の審査を受けるときは、
①リードでしっかりと加点をもらう
②ハーモニーは一番神経をつかって詰める
③リズムは加点をもらえたらラッキー
④表現をしっかりと詰める
と思います。
僕はリズム隊ではなく、コーラス隊に辛いようです。笑
ちなみに、自分の審査を分析するのってとっても有益だと思います。
自分の趣向性や癖を見抜く最良の手段の1つです。
かつ、審査員は偉そうに奏者にフィードバックしますが、審査員の審査が良い審査だったか否かってなかなかフィードバックしてもらえるものじゃないですよね!
なので、自分がどんな審査をしていたのか知るための1つのきっかけとして分析はおすすめです。
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