ボイスパーカッションプレイヤー目線で語る「紅蓮華」をボイパで演奏する時のポイント


紅蓮華とは?

LiSAさんの楽曲であり、大人気アニメ「鬼滅の刃」の初代オープニングテーマです。

実は昨年、アカペラ編曲するにあたり友人と愛の共同作業したのですが、僕なりの解釈を彼に説明することなく編曲が進んでしまったこともあり、せっかくなので僕なりのこの曲の解釈をドラム目線で残そうと思います。


実は不自然な間が多い曲

この曲、実はドラムパートを抜きに聞くと不自然な間が多い曲なのです。

動と静のメリハリがある曲でもあるのですが、ロングトーンが多く、その裏でなっている楽器の音も一緒に伸びていることがかなり多いのも特徴です。だからこそ、アカペラアレンジし易い(強力なリードボーカルと力強く高音を伸ばせるコーラスがいれば成立します)のですが、その時に1個気を付けるべき点があります。


ドラムは手数が命

ボイスパーカッションはこの曲を演奏をするときは、各種フィルインでの手数の多さが命です。

特にサビのつなぎ目をドラムに丸投げしているこの曲では、フィルインで連打ができないと曲の流れが途切れてしまいます。シンバルを4つで打ちながらスネアとバスで曲のリズムを表現しつつ、フィルイン部分ではこれでもかと言うぐらいスネアやタムを打ち込んできます。

Aメロでも疾走感を出すために前打音のロールで3連チックなおかずをたくさん入れてきます。Bメロに入ったときの落差(≒緩急)を演出するためにもAメロのフィルも限られた拍の中での手数の多さが正義になる曲です。


紅蓮華で上手いと言わせるためには?

ドラム目線で語ると、偏に

  • サビのフィルインで逃げずに手数を詰め込んで来れるか
  • Aメロのフィルで限られた拍におかずを詰め込んで遊べているか

そして、上記を前提とした時に

  • 安定した音色やリズム(テンポ)で演奏できているか

だと思います。そうしないと、曲が不自然に途切れて止まってしまいます。


別解:ドラム無しでの演奏

THE FIRST TAKEのアレンジを参考にする別解もあると思います。

ただし、その場合はピアノの美しい動きを活かすためにコーラスを組み立てることになると思います。なので曲の動きをコーラスで表現することになると思うので、この場合はパーカスはいない方が良いと個人的には思います。

技術があれば、このアレンジに最適なドラミングができるのかもしれませんが、僕だったらTHE FIRST TAKEアレンジに振り切るのであれば、パーカスを入れるぐらいならばコーラスを1声足します。


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