【アカペラ】僕が「カチーン」ときたフィードバックから学んだこと


フィードバック

皆さん、もらったフィードバックに対して「カチーン」ときたことないですか?

僕はそこそこあります。笑

もちろん、相手が正しい場合もあるのと、世の中大体のことが白黒つかないので大事な意見として参考にはしているのですが、

  • 何も知らない・考えていないくせに適当なことを言う(ボランティアなら良いが、金をとっている場合は絶許)
  • 言っていることは正しいが言い方がよろしくない

の2トップがやってきた際は「カチーン」を隠しきれないことが多々ありました…。

その分反面教師として気をつけていることもあるため、今日はその辺を記事にしたいと思います。特にコロナ禍で、オンラインなど顔の見えない相手にフィードバックする機会も増えています。

だからこそ「発言内容」「伝え方」にはより注意を払いたいですね!


何も知らないくせにフィードバックすな!

大学3年生の時にpaprikaというバンドでGlee, High School Musicalの楽曲を中心にカバーしていたんですよね。

で、その時にGleeのアレンジでYou Can’t Stop The Beatを歌ったのです。ピアノが燃えちゃった時に歌っていた出だしがバラード調のアレンジです。

で、MCで「みなさんがおそらくご存知のHairsprayのアレンジではなく、少し変わったGleeのアレンジでお届けします」って言って演奏した矢先に「1番をバラードにする必然性がわからない」ってフィードバックが来たんですよ!

挙げ句の果てに「俺はGleeはしらん!」と。お客さんがGleeを知らなかったら同じ感想を抱くかもしれないという勉強になりましたが、自分が知らないことを棚に上げてフィードバックするのはいかがなものかと思います。逆にGleeを知っている人が聴いた時の感想はわからないわけですからね!

せめてフィードバックをする前に「Gleeのアレンジを知らないから一回本家を聞かせて」っていうこともできるわけじゃないですか!「Rockapellaのダンス天国しかしらないからRag Fairのアレンジにケチをつける」とか、そういう類のフィードバックはフィードバックする側のスタンスや知識量にも課題が残ると思うのです。

ただ、知らないことをは悪いことではなく、むしろ学ばずに今の自分の知識や経験だけでフィードバックすることが悪だと思うのです。フィードバックする側も常に学ぶ姿勢を忘れないようにしたいと思える経験になりました。


逆によかったフィードバック

逆に「このフィードバックはうれしかった」というものもあります。

同バンドで映画High School Musical 3のHigh School Musicalを演奏した際に「この曲は裏拍が大事だからもっと裏拍を強く出すべき」とフィードバックがありました。

確かにシンコペーションが多い曲ではありますが、公式の譜面には「Fast Rock」とあり、裏を押しすぎるとRock感が薄れてしまうため、むしろ8ビートの縦を前面に出すべきではないかというのが僕の意見でした。

意見をぶつけてみたところ、その場合は、今の

  1. 編曲がよくない可能性
  2. パーカスがよくない可能性

の2パターンが考えられて「やりたいことを表現するための何かしらの技術」が不足しているというフィードバックをもらえました。

その上で「1.編曲がよくない可能性」とその理由を解説してもらえたので、改善に向けて次に繋がるアクションになりました。また中長期的に、自身やバンドが気をつけるべき点(編曲技術不足により表現したい演奏から離れている可能性がある)を知ることができました。


フィードバックに大事な姿勢

僕はフィードバックに大切なのか「学習」「傾聴」そして「寄り添う」ことだと思います。

「相手がどうしたいと思っていて、それを実現するためにはどうしたら良いのか一緒に考える」

これが大事なんじゃないかと思います。そして、それを誤解の生まれないように、そして相手がこの人に頼りたいと思ってくれるように伝えていく技術を磨いていくことで、はじめて相手によって有益なフィードバックって生まれるのではないかと思いました。


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