この記事の目的
この記事は特定の個人やイベントを悪くいうために書かれたものでもなければ、日本語文章の揚げ足を取るために書かれたものでもありません。
なので、誤解を避けるためにも、今回は僕の過去の記事を槍玉にあげたいと思います。そのうえで、僕と同じような表現を使っている方がいらっしゃれば、考え方やスタンスを考え直してみる機会に繋がれば幸いです。
問題の表現は「一般の方」という表現です。
“一般の方”が使われた文脈
以下、引用(一部加筆・修正済み)です。
逆にストリートライブってアカペラの”ア”の字も知らないような一般の方が聴衆になるので彼・彼女等を魅了するのって凄く難しいことなのです。
この表現、だいぶキモくないですか?
コロナと息子の誕生のダブルパンチでプレイヤーとしてアカペラから離れるまで気がつきませんでしたが、アカペラに馴染みのないお客さんを「一般の方」と表現するのだいぶキモいです。お笑い芸人のインパルス板倉(敬称略)が考えた生徒会長のスピーチで生徒会長が「一般生徒の皆さん」と挨拶するシーンがありますが(当然ながら彼の場合はネタでやってるわけです)、ネタではなくガチの文章で潜在的にこの言葉のチョイスをしてしまっていることがキモいです。
普段アカペラを聴かないお客さんを「一般」と表現することに違和感を感じていなかったことに恐怖を覚えます。
「アカペラに馴染みのないお客さん」という表現で良いにも関わらず「アカペラの”ア”の字も知らないような一般の方」って「お前何様だよ?」って話ですよね。お前も「一般の方」だろ…と。
特別感や偉そう感は捨てましょう
で、僕の過去の記事を中心に自分の言動を見返してみると、無意識に偉そうなんですよ。先ほどの「一般の方」が最たる例です。そしてタチが悪いのがそこに問題意識や悪意がなかったことです。自分がアカペラに全く関わりのない人間で、ふとした瞬間にmokabuu.comを開いて、そこで「アカペラの”ア”の字も知らないような一般の方」とか書かれてたらドン引きです。
でも、アカペラコミュニティの中にどっぷり浸かっていた時ってこのことに違和感を持てなかったですし、誰にも指摘してもらえなかったのも事実なんですよね。なので、一度アカペラを離れたオッサンの戯言だと思って、無意識に自分がインパルスのコントみたいなヤバい表現使ってないか振り返ってみていただければ幸いです。
僕もblogという手段でインターネットに広く自分の意見を発信するからには、自分の言葉や表現には改めて気をつけたいと思います。
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