本日取り上げさせていただいたのは元TRY-TONEのボイスパーカショニスト北村嘉一朗さんです。
北村さんのボイスパーカッションは僕個人としては日本一何じゃないかな?と思います。ちなみに世界一はvoxoneのpaul stillerだと思っています。
このめちゃくちゃ凄い2人に共通して言えるのは2人のボイスパーカッションは「限りなくドラムに近い。」と言う事です。
例えばドラムのピッチの話をしましょう。
僕は最近ドラムのピッチ感にめちゃくちゃ口うるさいのですが、paul stillerの演奏音源を聴くと曲のキーに合わせてパーカッションの音程を自在に変えております。
参考迄にvoxoneが演奏するchameleonを貼っておきます。
ボイスパーカッションのピッチ感に注意して聴いてみてください。曲を邪魔しないところで絶妙に演奏しております。更には前に出るところでしっかりと目立たせるあたりも流石ですね。
さてさて!
横道にそれましたが、嘉一朗さんのパーカス、凄いです。
こちらをごらんください!!!
有名なjazzナンバーでもあるit’s don’t mean a thingです。
先述した通り嘉一朗さんのドラムは限りなく楽器のドラムに近いです。
特に7:00からのソロなんか生のドラムを彷彿させます。僕は中でも北村さんのタム回しが好きです。
手の動きなんかにもドラムをしっかりと体現している北村さんのスタイルが現れていますよね。
そしてメロのハイハットも物凄く綺麗です。
音が不自然に途切れない所など細部迄ドラムサウンドに拘った演奏です。
こういった演奏をするにはどうしたら良いか?
それはやはり生の楽器を触り・生の楽器を知り・生の楽器を体現するしかないのではないかな?と僕は思います。
アカペラ演奏だけ聴いていてもいつまでたってもドラムライクな演奏はできません。
どの音がどんなタイミングでどのように使われているか生の実際のドラムを研究してこそその音やそのグルーブを模倣できるものだと思います。
これからボイスパーカッションをはじめようとしている皆さん、是非アカペラのボイスパーカッションだけでなく生のドラムを聴いてその音を自分なりに模倣してみてください。
既存の奏法が正解とは限りません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。