先日、友人とお茶をした時の話でした。
MuseScoreのMobile版の一部機能が有料になった煽りを受け、アプリ開発の話になったのです。
僕はもっぱらアカペラー専用アプリとかいらないと思っている派なので、活発な議論になりました。
その際に議論の軸が「お金儲け」になったので、お金の話をしたいとおもいます。
僕はサークル・バンド・コミュニティなどの運営者は常にお金のことを考えるべきだと思っています。
組織を回すには資金計画が必要だからです。
常に、
- 何がしたいか?何をすべきか?
- それにはいくらお金が必要か?
- そのお金はどこから得たら良いか?
を考えていないと組織運営はできません。
組織やコミュニティを良くしたいのであれば尚更です。
綺麗事を抜きにすると、この資本主義の国ではお金がないと何もできません。
資金を調達するときは、当然ながらお金を持っている人から調達すべきです。
お金を持っていない人から調達しても、額がたかが知れていたり、結局お金のたらい回し(※)に繋がってしまいます。
つねこーくんは、あいらくんから10000円かりました。
あいらくんが、つねこーくんに金返せと言いました。
つねこーくんは、ポチから10000円かりてあいらくんに返しました。
ポチが、つねこーくんに金返せと言いました。
つねこーくんは、あいらくんから10000円かりてポチに返しました。
(以下繰り返し)
従業員から月々入ってくる、持株会のお金がメインの資金元になっている会社はないでしょう?
コミュニティを大きくしたければ、外部のお金をもった投資家から資金を得る必要があるのです。
投資してもらうためには、それなりのビジョンが必要になります。
最低限、
自分が何をしたくて、それをした結果どうなるのか
が話せないと投資は得られませんから。
かつ、よほどのエンジェル投資家でもない限り、向こうもリターンを求めます。
投資額に対してどんなリターンがあれば、向こうは納得してくれるのか
関係各者を洗い出して、それぞれに享受できるメリットを考えないと交渉の俎上にも上がれないですよね。
だからトップは常にお金のことを考えてないと、とてもじゃないけれども、一朝一夕で資金を調達するための交渉なんてできないんですよ。
業界の中に、大きな財源を持った団体が生まれ、その団体が羽振り良く投資を行うようになると、お金が回るようになります。
一時的に、その界隈が潤うわけですね!
僕は本気でアカペライベントやアカペラコンテンツを良くしたければ、それなりのまとまった資金って必要だと思っています。
それころ海外プロを日本に呼ぶための資金だってそうですしね!
そのためには、アカペラ界隈でお金をぐるぐる回すのではなく、外からドバッとまとまった投資を得るすべを考えた方が良いと思うんです。
だから僕は、アカペラ界隈に閉じたアプリやコンテンツは”今は”要らないと思いますし、お金のことを考えるのは悪いことじゃないと思いますよ!
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