【就職活動】ベンチャー企業に行けば圧倒的に成長出来るのは本当か?!


ベンチャー企業に行けば圧倒的に成長出来る?
先ずはじめにお断りさせてください。
僕はこの「成長」と言う言葉が嫌いで仕方ないです。

自身が就職活動中に「成長」を口にするリクルーターが居ようものならば
その「成長」が何を指しているのか面倒くさいほどつっかかりましたし
何より「成長」が口癖の人で本当に成長している人ってみた事ありません。

会社や業界にとって”都合の良い人間”にはなれると思いますが…。

話が逸れてしまいましたが
1年間ベンチャー気質の強い企業で死ぬほど働いてみて
ベンチャー企業に行くと”成長出来る”と言われる理由が少し分かったので
記事を書いてみたいと思います。


半分本当です
ベンチャー企業に行くと「圧倒的に成長」出来ます。
他の自分と同年代の人が経験しないような業務を任せてもらい
そこから経験をつむことが出来る
からです。

ベンチャー気質の強い企業は往々にして
新人であればあるほどデカい案件を任せてくれたりします。

そうすると時には家に帰れなくなったり
他のことに手が回らなくなったりして
自分の限界と闘いながら日々仕事をして失敗するのです。

でもベンチャー企業は大企業と違い
金銭的な余裕も無いですからなんだかんだ失敗を許してくれません。
そこで「失敗が許されない空気感」と言う極限の重圧まで経験できるのです。笑

たとえ最初は裁量権が小さくとも
自ら手を挙げて自分がデカい案件を受け持つべき理由を
明示出来れば自ずと色々と任せてもらえるようになります。

それがベンチャーならではの良さだと僕は思います。


半分嘘です
しかしその恵まれたベンチャーの環境でも成長しない人だって居ます。

「失敗から学ぶ事の出来ない人」です。

当然自分のキャパシティを越えたものを任されているので
上手く行くわけが無いですし時に洒落にならない失敗だってします。
そこから学んで次に生かせない人は成長するわけがないのです。

ベンチャーの良さって若いうちに失敗出来る事です。
本来30歳40歳になってはじめて出来るような失敗も
23歳24歳のうちに出来るんです。

いくらでもやり直しが効きます。
次に同じ失敗をしないように後悔出来ます。

これが例えば40歳になってからだったら洒落にならんのです。
40歳にもなれば家族がいるでしょうし重い責任がつきまとう役職にもなります。

生意気なルーキーがやってしまった失敗と
40歳のおじさんがやらかしたミスでは
当然周囲からの印象も異なりますし、

何より20歳のうちから40歳と同じ失敗が出来る事に意味があるのです。
ここから学べない人は何をやってもダメだと僕は気付きました。


何をして何を学ぶかが大事
「成長したい」と思ってベンチャーを志す学生の皆さんは
「何をして何を学ぶか」が大事だと僕は思います。

【悪い例】
コンサル業界に入ってお客さんに喜んでもらえるプランを提示出来た!!!
⇒お客さんが喜ぶ紙を作る能力が成長しただけでお客さんが抱える問題を解決する能力は上がってないかも知れない!!!

IT業界に入って社内最高難易度の案件をオンスケで終わらせた!!!
⇒社内フレームワークを極めただけで実際にその技術無しで実装しようとしたら何も作れないかも知れない!!!

社内人事として現場で即戦力として活躍出来る新人を育て上げた!!!
⇒その会社にとって使える人材を育てただけかも知れない!!!その会社の新人にしか生かせないメソッドかも知れない!!!

【良い例】
コンサル業界に入ってお客さんに喜んでもらえるプランを提示出来た!!!
⇒相手も気付かないような問題の解決法を見いだす力が鍛えられた!その結果…

IT業界に入って社内最高難易度の案件をオンスケで終わらせた!!!
⇒見た事も無い記法で書かれているソースを読み解くことで初見のソースを読む力が鍛えられた!その結果…

社内人事として現場で即戦力として活躍出来る新人を育て上げた!!!
⇒現場が抱えている問題からどのような人材が重宝されるか読み取り、個々の個性にあった育成法を提示する能力が上がった!その結果…

ってな感じで、
結果では無く過程を重んじて、

過程の中で良かった事を伸ばして
失敗してしまったことから
次はどうしたら同じ失敗をしないのか学べる人にとっては
ベンチャーはまたとない”成長”のフィールドになると僕は思います。



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