「論破」って流行っているの?
どうも!突然ですが最近って「論破」って流行っているのでしょうか?
確かにインターネットを見ていると「論破芸人(僕が勝手に命名しました)」の方が一定数いらっしゃいますよね。そして、どうも小学生や中学生がそんな論破芸人に感銘を受けて論破芸人になっているっぽいんですよね。
いや、皆が皆、そんなわけないのは知ってますよ。いつの時代も影響される人もいれば、影響されない人もいて、メディアは面白おかしく影響された人をピックアップして書くのです。
ただ、一児の親として、もしも子供が「論破できる人=かっこいい」とか「論破できる人=頭良い」と思っているのだとしたら、それは大きな間違いなので教えてあげねばと思い記事を書いております。
実は相手を論破するのは簡単
実は相手を論破するのって簡単なんです。
100点満点のうち、1箇所でもミスを見つけられたら論破できます。そもそも論理的に物事を説明するときは減点式なので、どこか1箇所でも論理が破綻して99点になった瞬間に、論破したと言えてしまうのです。
なので、相手の粗を探しまくれば大抵の場合は論破できます。
論破されまいと思ったら入念な下調べをした上で、話している途中で腰をおられないように説明の順番や相手から質問が来た時のための準備を事前に行っておく必要があります。
大体の人がそこまでデータも取らずに、話す準備もせずに話始めるので、論破ってしようと思えば割と簡単なんです。1点減点すれば良い「論破」をするよりも、100点満点の話をする方が何倍も「頭の良さ」を必要とします。
頭の良い人は論破した後が凄い
本当に頭の良い人は論破した後に「じゃあどうやったら今の話が100点に近づけられるのか」について話してくれます。
つまり他人の回答を減点するだけではなく、添削ができるのです。
そもそも本当に頭の良い人は「論破された人は気持ち良い思いはしない」ことがわかっているため、「論破したあとのフォロー」も忘れません。
ただ文句を言いたいだけの人や他人に対してマウントを取りたいだけの人と、本当に頭の良い人の違いは、論破した後のフォローアップにあると思っております。
繰り返しになりますが論破するだけなら簡単なんです。1点減点すれば勝ちなので。
でも、真の頭の良い人は、論破した後、建設的な議論に繋げることが出来ます。
じゃあどうやったら今の減点がされないようになるのか、どんな情報があったらよかったのか、前提が違っていたのだとしたらどこで間違っていたのか、じゃあどうしたら正しい方向を向けるのか。
論破はスタートライン
なので、僕は他人を論破するのはスタートラインだと思っています。
相手を論破したところから、自分のターンなのです。ここで自分が100点満点を目指す上でのコーチングが出来なければ、論破なんてすべきじゃ無いと思っています。相手に不快感を与えるだけなので。
これは子供同士でも、大人同士でも、子供と大人でも同じです。
大人が生意気なクソガキ(かつては自分も生意気なクソガキだったのだと思います)を相手にする時も論破するだけではなく、その後の一緒に考えてみるプロセスまで大切にできればなと思います。
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