アカペラは音楽であって大道芸では無い?


サークルの同期数人とLINEをしていて記事を書こうと思いました。
もうタイトルの通りですね。アカペラは大道芸ではない!!!と言う事を僕は強く思うのです。


僕のblogもだんだんと有名になってきまして(ご愛読ありがとうございます)。
yahoo!やGoogleの検索でもHITするようになってきました。いつもSTATPRESSで皆さんがどこからやってきたのか見させていただいているのですが、アカペラ記事を読んでくださっている方々の大半が“pentatonix”で検索して来ていただけているようで。

そのpentatonixにまつわる記事でこんな記事(『時代を変える音楽』驚異のアカペラ・グループが奏でる『One More Time』がヤバすぎる!)がありました。

いや「”DaftPunk”だし。」ってツッコミは置いておいて。


これですね。
これ凄い画期的です。僕も大好きです。でも同時にこの曲だけがあまりに有名になることに一種の悲しみも覚えます。

この曲をきっかけに色んな人にもっと多くのアカペラを聴いてもらえたらなと思うわけですが、なかなか世の中そんなに上手く行くものでもなく。


最近のアカペラのトレンドとして、音響でエフェクターをかけまくったり重ね録りをすることで今までに出せなかったサウンドを出す風潮があります。

pentatonixのテクノなんかその代表例かと思います。
でもテクノテクノしたイメージのpentatonixですがこんな曲を歌ってたりもします。

Daft Punkみたいにガチガチにいじりまくった音源以外にも普通に歌っている音源あるんです。でも現状「声だけでDaft Punkこんなに歌えるのすげー」「これ全部声なのやべー」で終わってしまっているのがちょっと悲しいし寂しい。


ちなみに僕は音響に頼るのも好きじゃないです。
別に“これ全部声なのやべー”も僕は好きです。それが音響で無理矢理つくった音じゃなければ。


これはアカペラ界隈では有名なNaturally7と言う7人組ボーカルグループです。
これ全部生声です。音響機材は一切通しておりません。それでもここまで出来る。これが全部声。これって凄くないですか?笑


「音響機材を通して作られた声」そしてそれを聴いて「これ全部声なの凄い」って言わば大道芸的な視点でしかアカペラの演奏が広まって行かないのはアカペラが大好きな一学生として寂しく思います。

だからと言ってなんて事は無いのですが、少しでもアカペラが1つの音楽として音楽という芸術として表現として広まって行ったらなあと思います。

その為にはアカペラ奏者もアカペラをアカペラとして捉えるのではなく、“アカペラだからアカペラだから”はもうやめて“アカペラも音楽だから”って視点を持てたら良いのかな?とも思いました。


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