3月22日に僕が所属しているBerkanoと言うバンドが卒業ライブを行う。その際に1年生バンドにO.A.を頼む事になったのだが僕が風邪で寝込んでいる間に、僕がアドバイザーをしているLotusと言うバンドがO.A.になっていた。
自分のバンドの卒業ライブで、自分が教えてた子たちと対バン出来るのはなんかすごく嬉しいね。頑張らなきゃなって強く思う。その関係上、対バンのOffbeatさんと一緒にLotusの練習を見に行く事も出来、久々に可愛い1年生達の演奏が聴けて気持ちがほっこりした。これで明日の寒さも乗り切れそうだ。
さて、記事のタイトル。
今日Lotusの練習を見た後に、Offbeatのベーシストのしゅんたさんと一曲歌う機会がプレゼントされた。正直めちゃくちゃ緊張した(笑)
そこで僕は自分の反射神経の悪さにちょっとショックを隠せなかった。
僕はVoxOneと言うバンドが大好きだ。しゅんたさんとの共通の音楽の趣味もVoxOneである。
僕が昨年しゅんたさんに編曲について教えてもらった時もVoxOneの名前が何度もあがった。なので僕は”自分が一番得意”な曲であるVoxOneのRespectをセッションしてもらう事にした。
VoxOneの曲は難しい。
しゅんたさんの言葉を借りるならば「彼らは声でJazzをしている。」のだ。どのライブの音源を聴いても違う演奏をしている。
楽譜通り毎回同じように歌うのはちょっと不正解なのである。だからこそ上級者向けの曲でもある(実際に楽譜通りの音という視点から見ればめちゃくちゃ簡単)。当然アカペラも音楽、楽譜通り歌えるようになってから崩すべきだからね。
当然Jazzを歌えば演奏中のコミュニケーションは必要不可欠になる。
特に僕が選んだRespectと言う曲にはベースソロとパーカスソロがある。ベースソロの直後にパーカスソロが来るのだ。バンドでやるわけではなく、セッションでのこの曲なので、ソロの小節数なども”空気を読まなければ”いけない。
歌っている時は拙いながらもしっかりと合わせるところ合わせて、フィルもちゃんと煽りを入れて、音楽的に演奏出来たと思っていた。点数をつけるとすれば65点〜70点の演奏はできたんじゃないかな?と。
しかしなんてことだろうか。録音を聴いてみたら僕のリズムは酷かった。反射神経が悪すぎた。
音楽的反射神経が悪いのだ。
ベース、リード、コーラスを聴いてから反応するから当然反応が遅れる。とっさに合わせに行くから拍が歪む。迷ってしまい答えを出すのに遅れるからフィルでこけてしまう。ちょっと悲惨なものだった。まだお前にはJazzは早いと言われているかのような演奏になってしまった。
3年生になってから、反射神経は僕の中で1つの大きな課題だった。
2年生の後半からJazzドラムを学び始めて合わせ方も覚えたつもりだった。練習の為にピアノをやっていた友人に頼んで一緒にセッションしてもらったりもしていた。が、このありさまだった。まだまだ反射速度が遅いのだ。
バスケットボールで僕はボールを運ぶポジションだった。
パスをさばく時は常に見方の5歩手前にボールを投げるように言われていた。つまり次に誰がどんな動きをするか洞察する力が求められていた。
Jazzドラムももしかしたら同じなのかも知れない。サインが出てからでは遅い。もっと事前に相手が何をやりたいのか読み取り五歩前を行く演奏が出来なければ音楽として僕のボイスパーカッションは通用しないと言う事がよくわかった。
憧れていたベーシストの1人であるしゅんたさんとセッションできたのはまたとない機会であったと同時に、僕にとっての課題が全て浮き彫りされる機会でもあった。編曲について勉強したり、Jazzドラムについて学んだり、勉強している気にはなっていたがまだまだだったようだ。
得意曲でこのようなことになったのは悔しいのでもっと勉強し、そして経験し腕を磨きたいと思う。
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